『政治的にもっと正しいおとぎ話』
- 2018/04/17(Tue) -
ジェームズ・フィン・ガーナ― 『政治的にもっと正しいおとぎ話』(DHC)、読了。

買いたい本リストの中に入れていた一冊。
続編の方から先に見つかったので、とりあえず買ってみました。

行き過ぎたポリティカル・コレクトネスを、童話の世界を舞台に嗤った本。

多分、英語の原文で読めばすごく面白いのだろうなという想像はつきますが、
日本語訳がどうにも読み難くて、面白さが半減。

デーブ・スペクターさんが翻訳者なのですが
彼の日本語はもっと流暢なはずなので、
翻訳者か監修者が狙ってこの文体にしているのだと思いますが、
それが外れてしまっているので、全体的にお寒い感じになってしまっています。

ポリティカル・コレクトネスに熱心な人たちの四角四面な感じを
日本語の文体で表現しようとしたのかもしれませんが、
そこが上手く行っていないです。

「これって、元の英文ではどういうことを言っているのだろう?」と、
余計なところで頭を使って読まないといけないので、疲れました・・・・・。

発行元がDHCということで、これは保守系の言論ということね~と、
要らぬところも気になりました(笑)。


政治的にもっと正しいおとぎ話政治的にもっと正しいおとぎ話
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『謎物語』
- 2018/04/16(Mon) -
北村薫 『謎物語』(中公文庫)、読了。

タイトルから、短編集だろうと思って開いたら、
推理小説について熱~く語ったエッセイでした。

しかも、推理小説の中でも、本格小説について語っています。
北村さんの作品って、日常の謎を扱った作品が多いので、
本格好きと言われて、「え、そうなの!?」と一瞬思ってしまいましたが、
よくよく考えると、日常の中に無理やり謎解きを入れ込んでくるというのは、
相当なトリック好きなんだろうなと納得。

しかし、推理小説を書いている人にとって、
推理小説について真正面から語るのって、かなり勇気がいりますよね。
古典から現在のヒット作まで名だたるものは読んでないといけないですし、
読者が知らないようなマニアックな作品も話に上げられないと彩に欠けますし、
何よりも、著者自身の推理小説哲学みたいなものが露になるので
リスキーなんじゃないかと。

ところが、北村さん、まさに真っ向勝負で、推理小説観を滔滔と語られています。
ネタバレにならないように細心の注意を払いながらも、
どの作品が好きで、なぜ好きなのか、なぜ凄いと思うのか、
みんなが好きだというこの作品をあまり評価していないのはなぜか
というような真っ当な話がしっかりと書き込まれています。

私自身は、あんまり本格モノというジャンルが得意ではないのですが、
なぜ本格好きな人が本格にはまるのかという理由は、
本作を通して、よく伝わってきました。

自分にない目線や思考が知れて、面白かったです。


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『怖い話と短い話』
- 2018/04/15(Sun) -
結城昌治 『怖い話と短い話』(中公文庫)、読了。

手元にあったので息抜きに読んでみましたが、
うーん、ピンとこない話がほとんどでした。

このタイトルだと、阿刀田高や星新一のレベルを求めちゃいますが、
最後の3行で斬って落とす爽快感が圧倒的に足りないです。

トリックのある話は、「え、そんな呆気ないもので!?」と思っちゃいますし、
アリバイが崩れる展開では、「それは油断し過ぎじゃない?」みたいな。
そもそも、人を殺そうとか貶めようとする動機や実行に移すきっかけが
あまりにも杜撰というか、幼稚というか。

共感も面白みも爽快さも、
どれも中途半端な感じでした。


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『FISH!』
- 2018/04/15(Sun) -
スティーブン・C・ランディン、ハリー・ポール、ジョン・クリステンセン 『FISH!』(早川書房)、読了。

会社の中で「ゴミ溜め」と呼ばれる部署を率いることになった主人公。
どうやって、この部署を変革するかのヒントを、魚市場で学ぶ・・・・・。

お魚が好きなので、何となくタイトルに惹かれて買ってみました。
ビジネス本なのにとても薄いので、普段なら買わないのですが。

職場にやりがいや活気というものを取り戻す方法についてを書いているのですが、
魚市場に学ぶべき活気があることは、確かにそうだと思います。

ただ、本作に登場する魚市場が実在するようだと分かり検索してみたのですが、
魚を投げるというパフォーマンスが、どうにも受け入れられませんでした。

商品を投げるということ、
生き物(だったもの)を投げるということ、
食べ物を投げるということ、
食べ物の扱い方として投げることが美味しさを毀損することさえあれ
美味しくなることはないだろうということ、
これらの観点で、どうにも共感できませんでした。
頭で考えるというよりは、感情的、生理的にダメという感じです。

肝心の改革ストーリーの方も、
ゴミ溜めの社員たちが、「改革しよう!」の声に、あまり拒否反応を示さなかったところに
リアリティがないなぁ・・・・・と思ってしまいました。
こういう職場には、ガッツリ抵抗勢力がいるはずですから。
そうでなければ、社内でみんなから批判される部署であり続けるのって
しんどくてできないと思うんですよね。

リアル世界に存在する魚市場には共感できず、
創作部分の会社の在り様にはリアリティが感じられず、
乗り切れないまま短い作品だったので読み終わってしまいました。


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『深海の超巨大イカを追え!』
- 2018/04/14(Sat) -
NHKスペシャル深海プロジェクト取材班+坂元志歩 『深海の超巨大イカを終え!』(光文社新書)、読了。

NHKスペシャルで放送されたダイオウイカ番組について
10年に渡る取材の様子を描いた作品です。

番組放送当時、録画して見ました
何人もの専門家が、自分独自のアプローチ方法でダイオウイカに迫る様子が
番組内で紹介されていましたが、その着眼点の面白さ、現場でのワクワクした表情、
そして何よりも撮影に成功した時の盛り上がり様、
とにかく、専門家として向き合っている対象に対する熱意や情熱が
ヒシヒシと伝わってくる番組で、面白かったです。
プロって、こういうことだよね~と。

で、その舞台裏というか、番組では映されなかった
番組になる前の9年間の取り組みも含めて追いかけています。

NHKのドキュメンタリー番組は、相当な予算と期間で作られているとは分かっていたつもりですが、
苦節10年と聞くと、私の想像のレベルを超えてました。

プロデューサーとディレクター、その2人の情熱で、
10年間のプロジェクトが途切れることなく進められてきたと言っても過言ではないです。
一度追いかけ始めた取材対象をモノにするまでは離さないという
その根性が素晴らしいです。

そして、本作ではプロジェクトメンバーが書くのではなく、
外部のライターさんを雇っていることで、科学エンタメとしても面白くなっていました。
結構、文章が演出的に煽っている面もあるのですが、
メンバー自身がこの調子で書いていたら内輪受け的な雰囲気が出ちゃったのではないかと思います。
そこを、上手く煽りながら抑えるところは抑えているので面白く読めました。

一方で、苦節10年の内容をここまで詳しく知っていまうと、
このプロジェクトの費用対効果のようなものが知りたくなってしまいます。
無駄なコストをかけ過ぎだという批判がしたいのではなく、
これだけの予算と時間と労力をかけて撮影した映像が、
生物学という学問分野において、どれぐらいの価値があるものなのか、
金額換算してみたくなってしまうのです。
収支の点に興味が向いてしまいました。


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『高瀬舟/山椒大夫』
- 2018/04/13(Fri) -
森鴎外 『高瀬舟/山椒大夫』(海王社文庫)、通読。

森鴎外って、実はほとんど読んだことがありません。
『舞姫』ぐらいかな。

父の本棚になかったですし、
私が好む作家さんが挙げるお勧め本の中にも、あまり森鴎外って出てこないような・・・・。

いつぞやかブックオフで100円だったので買ってきたのですが、
3年ぐらい積読状態でした(苦笑)。

で、ようやく読んでみたのですが、面白さが良く分からない・・・・。
文章は明確なのですが、明確過ぎて余韻がないと言いますか、
なんだか小説と説明文の中間を読んでいるかのようで、
世界観に入っていけませんでした。
しかも、あっさりと物語の幕が閉じられるし。

読み慣れていないからですかねぇ。
どの作品が素人でも馴染みやすいのでしょうか?


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『BRUTUS No.867』
- 2018/04/12(Thu) -
『BRUTUS No.867』

入ったお店に置いてあり、「お魚特集だ!」と
パラパラめくってみました。

美味しいお魚を出すお店の紹介が中心の特集でしたが、
こういう雑誌の特集でいつも疑問に思うのが、
どういう基準で、そのお店を選んでいるんだろうか?ということ。

銀座の高級店から漁場の安い定食屋まで
いろんな基準の「美味しい!」があると思うのですが、
どうやって今回掲載された店にたどり着いたのか、
そのプロセスの方に興味が湧きました。

作業としては、リサーチャーが居て、編集者が居て、ライターが居て・・・・・
ということになるのかもしれませんが、
この特集ができあがるまでの仕組みが知りたくなりました。

そんな、本題とは関係のないことを考えていた理由は、
私が、魚のことは好きだけど、魚グルメにはあまり興味がないという事実に
気づいてしまったから(爆)。

「おいしいマイナー魚。」のページは
知らない魚がたくさん登場してて、面白かったです。


BRUTUS(ブルータス) 2018年4/15号No.867[おいしい魚が食べたくて。]BRUTUS(ブルータス) 2018年4/15号No.867[おいしい魚が食べたくて。]

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『もういちど生まれる』
- 2018/04/11(Wed) -
朝井リョウ 『もういちど生まれる』(幻冬舎文庫)、読了。

大学生やその兄弟姉妹たちの日常を追った連作短編集。

各登場人物たちが緩やかなふりをして
結構濃い目に繋がっているところが、
今の若者世代の特徴なのかなぁと。
結局、一定の深さの付き合いができる人間関係が極少数という。

決して、仲良しの濃い関係というのではなく、
口には出さないけどお互いに依存しあっている感じの人間関係なので、
向き合う相手が変わると、その人の人格の中で出てくる面が変わるような印象です。

だから、章が変わり、主人公が変わると、
その主人公から見たそれぞれの登場人物たちの印象が
少しずつ違って見えてくるという面白さ。

そして、若者の本音の冷たさというか、心の中の割り切り感というか、
そういう冷っとした感情を描くのが、相変わらず上手いですねぇ。
相手のことを尊重しているように見せかけて、心の中で冷徹な評価を下しているような。

解説で西加奈子さんが、朝井リョウさんの作品の特徴を
「人に知られたくないこのような感情を、『なかったこと』にしない」と書いていて、
なるほどなぁ!と膝を叩きました。

本来なら自分自身でも見ないふりして隠そうとする本音の感情を
そのまま書いてしまう恐ろしさ、凄みのようなものを感じます。

この人の作品は、毎作、面白いなぁ、凄いなぁと満足して読めますが、
こんな視線を持った人が友人として近くに居たら、しんどいだろうなぁ(苦笑)。

あ、あと、我が母校と思われる学校がH大学として登場して、
茨城の大学とどちらを志望にするかというくだりとか、
あぁ、私も悩んだよそこ・・・・・と思い出しちゃいました。


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おじゃまMAP
- 2018/04/10(Tue) -
『おじゃまMAP!!』(2018年3月7日放送)

録画し損ねていたこの番組。
某所で見つけたので拝見。

悟空、悟浄、八戒、そしてザキヤマが一堂に会してゴルフ対決。
もうね、夢のような企画ですわ。
『西遊記』から10年以上経ってますが、
あの時は、脚本に文句言いながらも毎週楽しく見てましたわ(笑)。

当時、お互いのことを悟空、悟浄さん、八戒と呼び合っていた3人。
「香取君」「伊藤君」と、何だか呼び方が心もとない(笑)。
こういうとき、ザキヤマさんのような進行が居ると良い空気になりますよね。
さすが、それぞれと親しいザキヤマさん。

OPから内村さんのテンションが高くて、見てるこっちが嬉しくなりますわ。
香取君の独特の雰囲気というか、記憶喪失体質に立ちむかうには
テンション上げていくしかないですね。

CXの番組なだけあって、『西遊記』とは全く関係ないのに『笑う犬』のネタを
バンバン投入してくるし、昔のフジテレビって、こういう強引な面白さあったよな~
なんて思いに浸ってしまいました。

肝心のゴルフ対決は、ゴルフ好きのザキヤマさん vs 伊藤君に
スパイスを利かせる内村さん&香取君みたいな構図。
内村さんは相変わらず、飛距離は出るけど技術がないという状態で、
『リトル4』の頃から何も進歩がない感じです(苦笑)。

香取君は、ほぼ初めてのゴルフということでしたが、
こちらはグリーン周りの技術が磨けば光りそうな感じでした。
やっぱり、体を動かせる人は何かしら自分の引き出しを持ってますよね。

内村さんとザキヤマさんが、お笑い方向にもっていって
楽しいゴルフ対決でしたね。
あと、コーチ役の古閑プロが、トークもイケてて面白かったです。
こんな人だったんですね。

最後はBBQで締め。
天野っちが料理を振る舞い、当然、ウドちゃんも内村さんのいじり役で登場。
ちょっとここの件は雑な感じがして、あんまり心地よく笑えなかったです。
『西遊記』じゃなくて『笑う犬』に寄せてしまったところが、
ちょっと企画のブレを感じてしまいました。

手の込んだあんかけ焼きそばじゃなく、
BBQではシンプルなソース焼きそばという内村さんの嗜好は納得。
BBQは雑な感じが美味しいんですよね~。

あと、番組ナレで、みんな呼び捨てなのに内村さんだけさん付けなのは
ちょっと違和感。変なところで区別しないでほしいです。

と、文句を書いてしまいましたが、
この番組は終わってしまったようですが、
今度はどこかの場で、お師匠さんも含めた4人でワイワイやって欲しいですね。


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『人質の朗読会』
- 2018/04/09(Mon) -
小川洋子 『人質の朗読会』(中公文庫)、読了。

地球の裏側で開催された辺鄙な場所での観光遺跡バスツアー。
反政府ゲリラの襲撃を受け、日本人7名が人質となる・・・・。

サスペンスにも、スリルにも、アクションにもなりそうな設定なのに、
あえて「朗読会」という設定に持ち込む力技(笑)。
普通、そんな展開を考えないですわよ。

人質になってから数か月が経過し、
膠着した状況に退屈さを感じるようになった人質たちは、
時間つぶしに、自分の人生の一場面を切り取って
みんなの前で披露するようになった・・・・。

冷静に考えると、いくら膠着状態でもゲリラの見張りがいる前で長文の文章を
書き残すなんてことが許されるのかしら?とか、
しかも針で地面に?とか、疑問は感じますが、
1つ1つの物語が面白いから、その辺の違和感はすぐに忘れてしまいました。
(総じて、ゲリラ側にリアリティがなかったということですかね)

子どもの頃、公園のブランコで出会った足を挫いた工員さん、
美味しくないビスケットを作る工場に通う私と嫌われ者の大家さん、
危機言語を救う友の会に迷い込んでしまった私、
どれも変な話なんですよ。
なのに、存在感が漂ってくるお話たち。
小川洋子、さすがです。

前半に自分語りをする人たちは、
なぜ、この地球の裏側のツアーに参加したのか、
直接語られていなくても、なんとなく想像できるような理由を背景に感じられて、
そこもまた上手いなぁと。
後半の人たちは、そこまで感じることができなかったので、
ちょっと物足りなかったかな。それとも、自分の読解力の問題でしょうか。

いずれにしても、小川洋子作品は、すごいです。


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