『紀伊半島海町ごはん』
- 2018/02/13(Tue) -
元町夏央 『紀伊半島海町ごはん』(芳文社)、読了。

珍しくマンガです。
知り合いが持っていたので読ませてもらいました。

三重県南部の紀北町と尾鷲市を舞台に、
マンガ家の著者が日常で食べている美味しいものを紹介するという
お気楽お料理エッセイマンガ。

田舎暮らしあるあるも絡めながら、
素朴な料理や日常的な料理、時には少し気合の入った料理を紹介しています。
どれも美味しそ~う。
そして、著者が本当に美味しいもの好きなのが伝わってくる絵に仕上がっています。

漁師町が多い地域なので、基本的には魚の話が多かったですが、
個人的に気になったのは、紀北町の「おかずの店」という名のレストラン(居酒屋?)。

メニューにない料理を、その日仕入れた食材だったり、
もしくはお客さんが持ち込んだ食材だったりで瞬時に作ってくれるという
なんとも楽しいお店です。
しかも、どれもひと手間かかってて、美味しそう!
行ってみたいな。


紀伊半島 海町ごはん (芳文社コミックス)紀伊半島 海町ごはん (芳文社コミックス)
元町夏央

芳文社 2018-01-25
売り上げランキング : 11955

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ

この記事のURL | | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『おもしろい心理学』
- 2018/02/12(Mon) -
乾孝 『おもしろい心理学』(ワニ文庫)、通読。

お客さんが置いていった本。

心理学に関するトピックスをコラム風にまとめたもの。
2~3ページ程度で70個ちょっとのネタが収められています。

かなり古い本なので、当時としては面白いネタを集めたのかもしれませんが、
今となっては使い古されたネタがほとんどで
読んでいて新鮮味がありませんでした。


おもしろい心理学―錯覚と盲点のトリック (ワニ文庫)おもしろい心理学―錯覚と盲点のトリック (ワニ文庫)
乾 孝

ベストセラーズ 1986-11
売り上げランキング : 1460840

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ


この記事のURL | | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『バイバイ、ブラックバード』
- 2018/02/11(Sun) -
伊坂幸太郎 『バイバイ、ブラックバード』(双葉文庫)、読了。

5股をかけていた優男が、
とある事情から<あのバス>に乗らなければならなくなり、
その前に、5人の彼女に別れを伝えに行くというお話。

事情とは何なのか、<あのバス>とは何なのか、どこに連れていかれるのか、
大事なことが何も見えないまま、彼女に別れを告げるシーンばかりが5つ並びます。

そこに帯同するのは、身長180センチ体重180キロのハーフの繭美。
一体どんな容貌なんだよ・・・・・と想像を逞しくしてしまいますが、
見た目だけではなく、言動も規格外の破天荒な人物。
粗暴な物言いや乱暴な行動、本音を隠さない言いっ放しの発言、
怪物のようなキャラクターです。

そんな怪物と結婚することになったので別れてくれという
かなり無謀な言い訳で別れを切り出す主人公。
彼女にとってみれば、到底、納得できるものではないはずなのに、
みんな各々の事情や理屈で、それを受け入れる方向に流れて行ってしまいます。

その流れは、一種、不思議な理屈でもって進んでいくのですが、
その会話の妙は、いつもの伊坂作品でした。

でも、個人的に気になったのは、
繭美のキャラクターが完成しているようで、実は、大事なところでブレているような気がすること。

そもそも、これだけの剛腕キャラなのに、
<あるバス>に乗る前に、彼女に別れを告げに行く行為自体を認める心の広さが
なんだかキャラクターと合っていないように感じます。
そしてエンディングでの行動。
結末としては、ある種、王道な気もしますが、なんだか繭美がやっちゃうと
ちょっと興ざめな感じがしました。

乗り切れないまま終わってしまった感じがする作品でした。


バイバイ、ブラックバード (双葉文庫)バイバイ、ブラックバード (双葉文庫)
伊坂 幸太郎

双葉社 2013-03-14
売り上げランキング : 21705

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ

この記事のURL |  伊坂幸太郎 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『Nのために』
- 2018/02/09(Fri) -
湊かなえ 『Nのために』(双葉文庫)、読了。

高層マンションの一室で、そこに住む夫婦2人の死体が見つかった。
居合わせた3人のうち、1人が殺人の罪で収監。
しかし、10年後に語られた事件の真相は・・・・・・。

登場人物それぞれが、それぞれの視点で真相を語っていくスタイルは
いつもの湊作品ですが、殺害された夫婦2人の関係の異常性は、
どの登場人物の口から語られる言葉をもってしても異常で、
「そういう夫婦も居るかもなぁ」と思えなかったです。
そのため、どうにも気持ちが作品に入っていけず・・・・。

杉下のキャラクターは、結構好きでした。
一見良い子に見えて、心の中では世間を突き放して見ているところとか。
親友のような安藤に対しても、シビアな目を向けているところとか。
でも、杉下の10年後が、あんな結末になるなんて、ちょっと安易な感じが。

安藤は、最初、性別を勘違いして読んでました。
意図的にミスリードを誘うような書き方がなされているようですが、
その意図がイマイチ分からず。
ミスリードが、何か物語に重要な意味を与えていたのでしょうか?

成瀬は、現在の姿よりも、子供の頃の描写の方が気になる人物でしたが、
子どもの頃の大事件の真相が有耶無耶のままで、なんだかモヤモヤ。

西崎は小説家志望ですが、肝心の小説の中身が
私の苦手な純文学系で読み込めず。
その内容も、殺された夫婦の精神世界と繋がっていくような話で
私には理解できない世界観でした。

というわけで、物語の構造はいつもの湊作品で、真相に向かうにつれワクワクしましたし、
杉下、安藤、西崎の3人の関係は、ウィットに富んだ会話もあったりして面白かったのですが、
なんだかバランスの悪さを感じてしまう作品でした。

あと、ダイビング好きとしては、
ボートダイビングでバルブ閉めたまま海に飛び込んだら
BCに空気が入ってないから、海面に浮けずに一気に海中へと沈んじゃいますよ・・・・・
というところが引っかかってしまいました(苦笑)。


Nのために (双葉文庫)Nのために (双葉文庫)
湊 かなえ

双葉社 2014-08-23
売り上げランキング : 12334

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ

この記事のURL |  湊かなえ | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『質問力』
- 2018/02/08(Thu) -
斎藤孝 『質問力』(ちくま文庫)、読了。

相手から有意義な話を引き出すための質問力。
その役割や技術を解説した本です。

前半は、主に役割の話をしていますが、
中盤から、具体事例をもとに、技術面での解説に移っていくと
役に立つ内容が満載で勉強になりました。

特に、著名人へのインタビューや対談を取り上げて解説しているところは、
その応対のテクニックについても興味深かったですが、
短い抜粋においても対話の面白さが垣間見え、
できあがった会話とは、どんなものなのかが伝わってきました。

自分はまだまだ、間が怖かったりして
時間を埋めるための質問とか無駄にしてしまう方なので、
もっとパフォーマンスを高めないといけないなと思いました。

それには、会話の技術の積み上げと、会話に入る前の準備のようなものが
両方足りていないんだろうなと思います。

技術を知った後は、結局、場数なのかなぁ。


質問力 ちくま文庫(さ-28-1)質問力 ちくま文庫(さ-28-1)
斎藤 孝

筑摩書房 2006-03-10
売り上げランキング : 28251

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ

この記事のURL |  斎藤孝 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『小売業の繁栄は平和の象徴』
- 2018/02/07(Wed) -
岡田卓也 『小売業の繁栄は平和の象徴』(日経文芸文庫)、読了。

私の履歴書の文庫本。
イオンの岡田会長です。

イオングループというと、私はかつてライバル流通グループさんとお取引があったので
競争相手という目で見てしまうのですが、
一方で、イオンの母体である岡田屋は三重県発祥であり、
その点では親近感を覚えるという、複雑な感情があります。

で、読んでみての感想はというと、
一代でイオングループを築き上げた人物の伝記として、
非常に高い熱量をもった本だと感じました。

戦後の焼け野原で岡田屋を早々に営業再開させ、
まだ2店舗しか持っていないのに米国のスーパーマーケの視察に行き、
すぐに日本版スーパーマーケットの事業に取り組むスピード感。

そして、各社が自分の店舗網を1店1店いかに増やすかと必死になっている時代に、
M&Aの手法で全国に一気に店舗網を広げていくという戦略、
この時代を先取りしていく判断力に驚きました。
地方の小さなスーパーが「合併しませんか」と声をかける大胆さ。
自分の戦略に自信がないとできないことです。

当然、M&Aをするとなると相手企業が必要なわけで、
時代を先取りし過ぎて、相手がついてこられない状況もあったようですが、
しかし、誠意をもってことに当たれば賛同してくれる経営者も出てくるわけで、
このあたりの人間と人間の結びつきの部分も、興味深く読みました。

海外進出に当たっては、現地調査をしっかりと行いながらも、
決して現地の常識に囚われることなく、
駐車場用の土地がない香港においても、駐車場完備は絶対と譲らないなど
あくまでお客様が何を望んでいるのかを第一に考えて店舗設計を組み立てていきます。
これも自信がないとできないこと。
さらには論理的に説得しないと現地のカウンターパートナーは納得しないことだと思います。

こういう熱い経営者魂を持ちながら、
一方で、アジア各地で、学校創設の援助や森林保護の支援など
様々な社会貢献活動に取り組み、
伝統工芸や美術品にも力を注ぐ篤志家の一面も。

パラミタミュージアムには行ったことがあります
が、
こういう地元への文化貢献も大事なことですね。

今まで、三重県の偉人は川喜田半泥子がずば抜けていると思ってましたが、
岡田卓也氏も素晴らしい人物ですね。


小売業の繁栄は平和の象徴 私の履歴書 (日経文芸文庫)小売業の繁栄は平和の象徴 私の履歴書 (日経文芸文庫)
岡田 卓也

日本経済新聞出版社 2013-10-25
売り上げランキング : 274945

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ

この記事のURL | | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『私が「白熱教室」で学んだこと』
- 2018/02/06(Tue) -
石角友愛 『私が「白熱教室」で学んだこと』(阪急コミュニケーションズ)、読了。

「白熱教室で学んだ」というタイトルだったので、
サンデル教授の講義を受けたのかと思いきや、
アメリカの高等教育の在り方全体を「白熱教室」と呼んでいるようで、
まさに流行に乗っかった本ですねぇ・・・・・。

お茶の水女子大附属高校を中退して単身渡米、
ボーディング・スクールを経てハーバード・ビジネススクール、
そして日本での起業経験を経て米国Google勤務という、華麗な経歴の著者。

主に、アメリカでの勉強環境(エリート教育)について紹介しており、
その点では興味深く読みましたが、このエリート教育をアメリカの教育の一般論のように
描いてしまうのは、ちょっと誤解を生じさせるかなぁと。
あくまで、エリート教育、選ばれた人のための教育だと思います。

その点を客観的に描写するには、
本人による回顧ではなく、やっぱり第三者による冷静なレポートでないと無理なのでしょうかね。

個人的に面白いと思ったのは、
アメリカ人の議論する力は、アメリカの文化がバックボーンとなって自然に身に付くものではなく、
学校教育の中で、必死に体験して身に付けていくものなのだということ。
自分の意思で身につけるスキルだということです。

これはつまり、自己主張が苦手とされる日本人であっても、
きちんとした勉強と体験を重ねれば、アメリカ人エリート並みの論破力を持てるということであり、
朗報ですね~。

でも、そう簡単に身につけられるスキルではなく、
鍛錬が必要だということが良く分かりました。

本全体の雰囲気はちょっと苦手でしたが、
部分部分で勉強になりました。


私が「白熱教室」で学んだこと ボーディングスクールからハーバード・ビジネススクールまで私が「白熱教室」で学んだこと ボーディングスクールからハーバード・ビジネススクールまで
石角 友愛

CCCメディアハウス 2012-03-09
売り上げランキング : 351762

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ

この記事のURL | | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『僕が電通を辞める日に絶対伝えたかった79の仕事の話』
- 2018/02/05(Mon) -
本田亮 『僕が電通を辞める日に絶対伝えたかった79の仕事の話』(大和書房)、読了。

たまたまブックオフの店頭で手に取った本でしたが、
思いのほか面白くて、非常に勉強になりました。

見開き2ページで1つの教えを語っており、それが79個。
シンプルで読みやすいです。

そして、それぞれの教えの中には、著者が特に若い頃に体験したエピソードが書かれ、
なぜそう考えるようになったのか、その契機が分かることで、
その気づきの大切さが見えてきます。

広告の世界という、一般企業からすると一種特殊な世界に身を置きながら、
仕事の心構え的なことを普遍化してシンプルに伝えられるのは、
さすがトップ広告マンだと思います。

電通は、例の過労自殺の一件から批判の嵐にさらされてますが、
私の同級生や先輩・後輩で電通マンになった人を見ていると、
やっぱり優秀な人が多いし、考え方が面白く、やることがスマート&スピーディ。
ビジネスマンとして、学ぶところが多い人たちだと思います。

過労自殺に関しては、電通の件以外のケースでも、長時間労働がやり玉にあがりますが、
私個人としては、自殺の原因は、長時間労働よりも、いじめとか競争とか
そういう人間関係に起因することの方が大きいのではないかと思ってます。
正直、自分も長時間労働の常習犯でしたが、
キツイと感じたのは、労働時間の累積よりも、上司が怖いとか、仲間がいないとか、
そういう人間関係の状況が悪化した時でした。

私はむしろ、自分がやりたい仕事にはとにかくあらゆる方面からチャレンジしたいと
思ってしまうタイプなので、使える時間を生み出せる限り、仕事に投入してしまいがちです。
ホリエモンが「飼われるのではなく主体的に働け!」って言ってるのが刺さります。

でも、時間を使えば良いというわけではなく、
そこはやはり、効率的に効果を得たいわけでして、
そんな時に、エース電通マンのノウハウは役に立つと思うんです。

難しいことは1つも言っておらず、
続けることさえできれば、誰でも実行できる内容が並んでいます。
これは読まないと損、実行しないと損です。


僕が電通を辞める日に絶対伝えたかった79の仕事の話僕が電通を辞める日に絶対伝えたかった79の仕事の話
本田亮

大和書房 2013-04-18
売り上げランキング : 101973

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ

この記事のURL | | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『くじけないで』
- 2018/02/04(Sun) -
柴田トヨ 『くじけないで』(飛鳥新社)、読了。

一時期話題になっていた詩集。
90歳を過ぎてから詩作を始めた著者の処女詩集。

1つ1つ、日常を詠ったシンプルな内容です。
変な飾りも捻った言い回しもなく、日常の言葉で紡がれる詩。
まるで、自分のおばあちゃんが日常会話の中でふと話してくれる
思い出話のような親近感と温かさがあり、
心地よい気持ちに包まれます。

息子さんに向けた母の思い、
そのお嫁さんに向けた感謝の気持ち、
愛情が溢れていて、素敵なご家族です。

90歳になるまでに、様々な大変なことを乗り越えてきたのだと思いますが、
その辛さを感じさせないというか、飲み込んだ大らかさがあり、
このような心持ちで90歳の人生を過ごすことができたら、
幸せな人生だろうなと思いました。


くじけないでくじけないで
柴田 トヨ

飛鳥新社 2010-03-17
売り上げランキング : 79046

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ

この記事のURL |  詩集 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
『九鬼文書の謎』
- 2018/02/03(Sat) -
佐治芳彦 『九鬼文書の謎』(アステ新書)、通読。

九鬼氏と言えば三重が本拠地の九鬼水軍、もともとは海賊の一族。
「九鬼文書」というタイトルから、その九鬼氏の家の歴史が書かれた本かと思い買ってきたのですが、
なんと九鬼家に伝わる神代の時代について書かれた古文書ということで、
まったくの見当違いでした。トホホ。

いわゆる神武天皇よりも前の時代について書かれているようなのですが、
別天津日嗣は地球以外の天体と繋がりがあった・・・・・とか、
宇宙人的な話まで登場して、正直、ついていけなくなりました。

ユダヤとの繋がりみたいな話も出てきて、
この手の話にありがちなユダヤ陰謀論か・・・・・と、そちらでもガックシ。

九鬼水軍の話が読みたかったよ~(悲)。


禁断の古史古伝 九鬼文書(くかみもんじょ)の謎―失われた古代史の記憶 (リュウ・ブックス―アステ新書)禁断の古史古伝 九鬼文書(くかみもんじょ)の謎―失われた古代史の記憶 (リュウ・ブックス―アステ新書)
佐治 芳彦

経済界 2003-02
売り上げランキング : 615862

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ

この記事のURL | | CM(0) | TB(0) | ▲ top
前ページ | メイン | 次ページ