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『博士の愛した数式』
- 2011/03/30(Wed) -
小川洋子 『博士の愛した数式』(新潮文庫)、読了。

あまりに映画がヒットしたので、ちょっと距離を置いていたのですが、
これは、読んでおいてよかったです。

母子の愛情とか、博士が子供に見せる愛情とか、
博士の純粋さとか、息子の成長度合いとか、主人公の懐の深さとか・・・
いろんな要素が詰まっていて、好きな角度から楽しめる作品ですが、
私は、何よりも、数学を語る言葉の美しさに惚れ惚れとしました。

清水センセの本でもそうでしたが、
数学というのは、神様が仕組んだのではないかと思わずにはいられないような
摩訶不思議な規則性が突如現れたりします。
不規則な数字の羅列と思っていたら、一つの式で表現することができたり。

この作品の中に出てくる、様々な数字の神秘性が、
読んでいて、とてもワクワクさせてくれました。

しかも、「江夏投手の背番号28は完全数」という、
まさに江夏投手の業績についての本を読んだ直後だったので、その偶然にも驚きました。

全編を通して、温かな愛情を感じる作品ですが、
小説としての構成は、非常に緻密さを極めたものだと思います。

小川洋子、恐るべし!


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『ブラフマンの埋葬』
- 2008/12/27(Sat) -
小川洋子 『ブラフマンの埋葬』(講談社文庫)、読了。

タイトルでなんとなく買ってしまったのですが、
私には難しかったです。

場所も登場人物の名も生き物の正体も分らないまま進んでいく物語。

そして、唐突に訪れる終焉。

消化しきれませんでした。


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