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『政商 小佐野賢治』
- 2008/07/19(Sat) -
佐木隆三 『政商 小佐野賢治』(徳間文庫)、読了。

「政財界の黒幕」ということは知っていながら、
その実、何をした人なのかよくわかっていなかった小佐野賢治。
彼の業績だけでも押さえておこうと本作でお勉強。

でも、結論から言うと、よく分らずじまい。
あまりにやっていることのスケールが大きいので
全体像を掴むことができませんでした。

そもそも、小作人の長男が若くして大金を手に入れた経緯がわからない。
戦中戦後のドサクサの中で一気に仕掛けていったことはわかりましたが、
出発点がつかめないところが「黒幕」というイメージにピッタリ。

そして、山梨交通の買収劇を描いたくだりでは、
「ホリエモンなんて改革児じゃなく二番煎じだ」と思わせるような
M&Aの戦術を駆使した駆け引きを繰り広げています。
(でも、小佐野氏の買収先を再建させる能力は、高く評価されているみたいですね)

ロッキード事件においては、国会答弁を中心に書かれていますが、
そのノラリクラリ戦法で真実のほどは如何に?という感じ。
「記憶にございません」の流行語が、小佐野氏発だったことは始めて知りました。

あまりに様々な活躍の場を持っている人物なので、
なにか一つの事件に特化した作品で読んだ方が
彼の人物像に近づけるかもしれませんね。


政商 小佐野賢治 (徳間文庫)
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コメント
--
はじめまして。
近づけないと思います。
小佐野氏についてはいろいろな本に
書かれていますが、かれの若いころに
ついての記述はまったくといっていいほど
でてこないのです。
2009/10/12 19:00  | URL | #-[ 編集] |  ▲ top

--
CMありがとうございます。
そうですか・・・やはり、これだけの怪人物を追いかけるのは、難しいことなんですね。
その知ろうにもよく見えないところが、
小佐野氏が語られ続ける要素の一つなんでしょうね。
2009/10/12 19:39  | URL | かもめ組 #obYDgEv2[ 編集] |  ▲ top


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