『ヤバい経済学』
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- 2008/06/19(Thu) -
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スティーブン・D・レヴィット 『ヤバい経済学』(東洋経済新報社)、読了。
「経済学」と名のつく本を買ったのなんて、学生時代以来かしら? 話題作とはいえ、経済学の基礎がないとつらいかしら・・・・・ なんて思いつつ、ブックオフで大枚1000円はたいて買ってきました。 で、読んでみたら、 経済学で社会を斬っているというよりも 社会学の問題意識を経済学のインセンティブ論理で整理したら・・・ という本なのだなと感じました。 「これは社会学であり経済学ではない」という批判もあるようですが、 社会学部出身のワタクシとしては、 むしろ社会学的なテーマを扱ってくれているおかげで 「経済学でいうインセンティブとは何か」を理解しやすかったです。 また、どんだけ経済学理論が頭に入っていて、 それを使いこなすスキルがあっても、 仮説の設定が間違っていれば誤った結論しか出てこないよ という点で、社会学的な目で課題を考察することの大切さを 再認識しました。 「なぜ?」「そもそも」「ひっくり返す」 問題認識を解明していくためのヒントを見つける手順や転換の仕方についてが、 私にとって、この本で学べた最も有効なことです。
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