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『幻の舟』
- 2008/06/15(Sun) -
阿刀田高 『幻の舟』(角川文庫)、読了。

歴史ミステリーと「奇妙な味」が絡まりあって
非常に面白い作品に仕上がっています。

読み始め、中年夫婦による狩野永徳の作品めぐりかなと
軽い気持ちだったのですが、「死の影」を匂わせる表現がまぎれており、
「思いの外、重い話なのかな?」と懸念したら、
なんとも幻想的な恐怖譚の要素が濃くなってきて、
安土町の宿屋での一夜の件は、かなりの恐ろしさを感じました。

阿刀田高が描く「死」は本当に恐ろしいです。
特に、主人公の身近な人が亡くなるお話は。

本作を読んだ後、安土城屏風についてネットで調べてみましたが、
あんまり情報が無いですね。
怖い気持ちもありますが、いつか見てみたいですね。

蛇足ですが、
安土城を再現したことを売りにしていた「伊勢戦国時代村」。
今、経営も名前も変わっちゃったのね・・・・。
なぜ三重県に安土城を建てるのか不思議ではあったのですが、
地元でもあまり芳しい話は聞かず、私も行ったことがなく。
いつまで存続できるのでしょうか・・・・・。


幻の舟 (角川文庫)
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