『ぼくの大好きな青髭』
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- 2008/05/24(Sat) -
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庄司薫 『ぼくの大好きな青髭』(中公文庫)、読了。
「薫くん」シリーズを久々に。 60年代を舞台にしていながら、なんだか近未来のお話を読んでいるような気分になりました。 登場人物が、「シヌヘ」であり「船長」であり「魚屋」であり 「十字架回収委員会」なんてものまで登場してくるからでしょうか? その十字架回収委員会とその研究会について 青年2人が薫くんに語って聞かせるくだりが、一番面白かったです。 理想を掲げる青年たちと 理想を掲げる青年たちに働きかけようとする青年たちと、 理想を掲げる青年たちと働きかけようとする青年たちを観察する青年たち。 「人間の作る社会って、そうだよね・・・」と思わせる論でした。
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