一橋フォーラム21
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- 2008/02/12(Tue) -
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一橋フォーラム21 『日本絵画の精華』④(2008年2月12日)、受講。
狩野永徳の「上杉本洛中洛外図屏風」が本日のテーマ。 最も有名な日本画家の一人である狩野永徳の筆による 最も有名な洛中洛外図でしょう。 日本人なら、テレビや図版で一度は目にしたことがあるはず。 しかしながら、じっくりと描かれている事象を見たことはありませんでした。 今回、京都の地理がどのように配置されているのか、 また、どのような人々のどのような姿が描かれているのか、 つぶさに確認していったことで、 その芸術作品としての価値と記録媒体としての価値との双方を知ることが出来、 昨年の夏に見た、歌川広重の「名所江戸百景」を思い出しました。 一つの画面の中に、武士、農民、職人、商人という様々な身分の人々の生活を 同時に描いてしまえる考え方は、 日本の社会の特徴なのかなとも感じました。 また、屏風図を丹念に見ていったわけですが、 一方で、この屏風図は将軍義輝が描かせ、後に信長が入手し、上杉謙信に贈った・・・・ というような、作品にまつわるエピソードも非常に面白く聞けました。 本日の講師であられた小澤弘教授がお勤めの江戸東京博物館、 面白そうな模様し物があったら、行ってみようかしら。
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