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『ワーキングガール・ウォーズ』
- 2008/02/01(Fri) -
柴田よしき 『ワーキングガール・ウォーズ』(新潮文庫)、読了。

ハイミスOLと30歳目前海外組の2人の女性の悩ましい日々の物語。

何より2人のキャラクターがウィットに富んでいて、
また彼女たちの周りで巻き起こる騒動がちっちゃなミステリだったりして、
楽しく読めました。

でも、OL翔子が勤める会社での騒動は、
働く女の嫌らしさを見せつけてくれるエピソード満載で、
その毒々しい内容に気持が滅入ることも。
文体の軽さに助けられて、何とか読み進めた場面もありました。

人間が集まって閉鎖的な部屋の中で半日を供に過ごしているのですから
いろいろ渦巻くものがあるんだろうなぁ・・・・・と、
自分のことは棚に上げて感じてみたり。

でも、解説で書かれていましたが、
「いじめ」そのものよりも「悪意の気配」のほうが怖いという指摘には納得。
「何かが起こりそう」「自分に厳しい目を向けられてそう」という不安感は
想像を掻き立てて、居たたまれなくなってしまいそうです。

そんなトラップを切り抜ける一つの技が、
女性ならではの「気づき」です。
「カメラを持ってこない一人旅の女には要注意」なんて、
そんな切り口があったのね・・・と脱帽。


ワーキングガール・ウォーズ (新潮文庫)
ワーキングガール・ウォーズ (新潮文庫)柴田 よしき

おすすめ平均
starsみんな、悩んでるさ
starsひと昔前のステレオタイプ的登場人物
starsなーるほどね
starsワーキングガールの本音?
stars表紙のイラストとタイトルに惹かれて♪

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