『津軽』
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- 2005/11/16(Wed) -
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太宰治 『津軽』(新潮文庫)、読了。
このようなジャンルの作品を残しているとは知らなかった。 思いのほかお調子者のところを素直に見せている。 自分の兄弟よりも、実家に仕えた者たちへ親近感を持っている様子が 素直に描かれている。 時代を考慮に入れても、兄への異様な距離が感じとれてしまう。 太宰についての研究書などは読んだことが無いので、 家族構成や作品の背景などは全く知らないが、 お調子者の言動の裏に、暗い陰が見て取れる。 作品としては、非常に興味深いものだった。
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