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『わたしの源氏物語』
- 2007/11/18(Sun) -
瀬戸内寂聴 『わたしの源氏物語』(集英社文庫)、読了。

あまりに有名すぎて、またあまりに大作すぎて、
これまで全く触れたことがなかった『源氏物語』。

とりあえず、解説本で概要ぐらいは知っておこうと、本作を手にしました。

まぁ、しかし、光源氏というのはとんでもない人物ですな(苦笑)。
あちこちの姫君や女御に手を出して、
正妻が悲しむの姿に「かわいそうなことをした」と反省したと思ったら
次の女性に目が眩む・・・。

この頃の貴族の「仕事」とは何だったんでしょうか?
子孫繁栄・お家の隆盛こそが本職か??

冗談はさておき、紫式部という大作家の力量を思い知らされました。
これだけの多くの登場人物を巧みに使い、
物語の展開も山あり谷ありで、
また伏線の張り方も見事。
舞台も、王朝内だけではなく、市井の様子も踏まえ、
さらに須磨や九州のような遠方まで及びます。

そして、やはり出てくる和歌が面白い。
和歌で互いの気持ちを伝えあうという日本貴族社会の仕組みは
非常に高度な教養を求められるものであり、
当時の世界で比較しても文化レベルの高さは相当だと思います。
この和歌を、登場人物のキャラクターにあわせて使い分ける才能も
素晴らしいです。

日本人であるならば、読んでおかなければならない作品だと痛感。
いつか、いつか、きっと・・・。


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