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『決算書の9割は嘘である』
- 2024/04/18(Thu) -
大村大次郎 『決算書の9割は嘘である』(幻冬舎新書)、読了。

著者の本は何冊か読んでますが、本作が一番面白かったです。

利益を過大に上乗せする「粉飾決算」と、利益を少なく見せかける「脱税」と
別のベクトルを向いてる決算書操作について、「やってることの本質は同じ」として
分かりやすい視点で解説しています。

ニュースになった現実の企業の粉飾や脱税の事例を使って解説しているので
分かりやすいですし、結局、大きな企業でも、零細企業でも、やることは一緒なんだなと
理解できました。

私自身も小さな会社を経営してますが、別に複雑な事業ではないので
税理士は使わずに自分で経理処理して決算書類も作り、税務署への申告もしています。
自分一人で全部処理していると、「あ、ここ、ちょっといじっても見つからないよね・・・・・」と
思いついてしまうことが時々あります。

その、私ですら思いつけることが、本作に書かれていることとほぼ一致しており、
結局、決算書の粉飾も脱税も、簡単に思いついちゃうし、簡単にできちゃうということなんでしょうね。

だから逆に、オリンパスとか山一證券とかの大掛かりなスキームを学ぶと、
犯罪の悪質さへの怒りとは別に、シンプルに「すげー」と感心しちゃいます。
その頭の良さを、本業を正しく伸ばすことに使えばいいのに・・・・(爆)。

税務署は、利益を水増しする粉飾決算は見逃がしがちということですが、
脱税も簡単にできちゃうことを思うと、結局、「悪質な」脱税かどうかというところが問題なんですかね。
単純に不正確な決算書ばかりで、税務署も相手を選ばなきゃやってらんないということなんでしょうけど。

うちも3月決算なので、とりあえず経理処理まで終えて、あとは申告書を作るだけの状態ですが、
こんな本を読んじゃうと、魔が差しますわ(苦笑)。




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