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『伝わる・揺さぶる!文章を書く』
- 2024/03/15(Fri) -
山田ズーニー 『伝わる・揺さぶる!文章を書く』(PHP新書)、読了。

著者の本は、「どうやって文章を書いたら良いのか」というハウツー本ではなく、
文章を書く、人に伝えるという行為を通しての、ご自身の葛藤や苦悩についても
そのままストレートに体験を書いてくれるので、生身の人間の思いが伝わってくるようで
どの本も勉強になるし、共感できるし、読んだ後スッキリしたような感覚になれます。

本作でも、まずは、著者が考えている文章の書き方を示し、
また学生さんの作文の事例をベースに、より良い文章にするにはどうしたらよいかという
小手先の技術の話ではなく、本当に書きたかったことはそれなのか?という
作文の主題の見直しから入っていくところなど、技術論ではなく人間論みたいなところに
入っていく様子が興味深かったです。

自分自身、受験で小論文を書いたり、大学でレポートや卒論を書いたり、
社会に出てから各種の提案書を書いたりする中で、
「あ、これを書こう!これを伝えよう!」とテーマが自分の中から湧いて出てきたときは、
作文自体が非常にスムーズに・・・というか筆が乗る感じが味わえます。
しかし、嫌々出したレポートや、上司に「悪いけどこの資料すぐに作って」とか言われて
自分の意欲が湧き出る前に書き始めなければならなかった文章は、
本当にやっつけ仕事感がアリアリで、自分でもダメな文章だなぁと思いながら提出してしまいます。

文章というアウトプットに至る前に、自分の中で「何を書こうかなぁ」と考えている時間が
私自身は意外と楽しめる方なので、著者の葛藤を見ていると、
そこまで深刻にならなくても・・・・と思ってしまう面もありますが、
「せっかく文章を書いて人に読んでもらえる機会なんだから、何を主張しようかな~」という
前向きな気持ちで作文に向かえると、やらされ感は減るかなと思います。

勉強も、仕事も、気の持ちようでいくらでも楽しめると思っているクチなので、
山田ズーニーさんのようなストイックな方の文章を読んで、たまに気を引き締めないとダメですね。




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