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『論理思考と発想の技術』
- 2023/11/20(Mon) -
後正武 『論理思考と発想の技術』(プレジデント社)、読了。

いつ買ったか覚えていないほどに長らく積読だった本。
手に取ってみたら、読みやすい文章で、早く読んでおけばよかったと反省。

ジャンル的には、ロジカルシンキングのためのテクニックを解説した本なのですが、
そういう1つ1つのテクニック論に入る前に、そもそもロジカルに考えるとはどういうことか
という話を、具体的な文章を使って説明します。

この手前の説明は、他のロジカルシンキングの本でもやっているものは多いですが、
本作は、小学校の国語の教科書に載っている文章を例題として使って、
「修辞の言葉」と「論理の言葉」に分けて解説しているので、新鮮味もあり、面白かったです。

自分自身、小学校の国語のテストで苦労した覚えはあまりなく、
かといって、学習塾でテクニックを学んで身に付けたわけでもなく、
なんとなく解けていた・・・・という感覚でした。

今回、小学校3年生の国語の教科書の文章を分析することで、
「あ、自分もそういう風に考えていたのか・・・・・」と、今更ですが、自分がどうやって文章を
読んで解釈しているかが何となく理解できました。
たぶん、小学生向けの学習塾に通っていたら、そこで学んだテクニックなんだろうと思いますが
大学受験のときまで、いわゆる学習塾的なところには行ったことがなかったので
今になって自分の頭の中にあった国語の解法が何となくつかめました。

寺田寅彦氏の随筆「とんびと油揚げ」も、同じく解説対象として挙がっており、
『寺田寅彦随筆集』を学生時代に一通り読んだ私としては、たぶん読んでいると思うのですが、
全然記憶になく・・・・・・。
久々に『寺田寅彦随筆集』読み返してみようかな。




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