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『BCG流経営者はこう育てる』
- 2023/08/22(Tue) -
菅野寛 『BCG流経営者はこう育てる』(日経ビジネス人文庫)、読了。

コンサル会社を経て独立したコンサルタントによる経営者論。

タイトルは「こう育てる」となっているので、最初は、後継者をどう作るのかというような
教育・育成について書かれた本かと思っていたのですが、
そうではなく、オーソドックスな「経営者の心構え」について書かれた本でした。
若干、タイトル詐欺です。

しかし、内容は、コンパクトにまとめられており、さらに本作の執筆にあたって
稲盛和夫氏、柳井正氏ら日本のトップ経営者にもインタビューを行っており、
概念論だけでなく、彼ら経営者の生の言葉も盛り込まれているので、
立体的な理解が可能です。

もちろん、稲盛氏も柳井氏も、「ブラック」だとか「独裁」だとかの批判の声もあるので
本作で紹介されている声はキレイゴトだと感じる人もいるかもしれませんが、
でも、経営者の一つの視点としては間違いなく存在するものだと思ってます。
ただ、世の中の趨勢やライバル企業との競争などの中で、その声よりも優先すべき事象が
出てくれば、当然判断は変わって来るでしょうから、それを指して
「言ってることとやってることが違うじゃないか!」と批判するのは、短絡的かなと。

私自身も小さな会社を経営していますが、そりゃ、朝みんなに言ったことが、
昼に事情が変わって、夕方に指示を出し直すなんてことはザラにあります。
変にこだわって方針を変えないことに固執すれば、失敗は目に見えているので、
いかに従業員に変更する必要性をきちんと説明するかが大事なのかなと。
そこで手を抜くと、「言うことがコロコロ変わる奴だ」という評価になっちゃうので。

著者の説明の仕方は、効果的に箇条書きにしたり、キーワードを演出したりと、
オーソドックスなプレゼン手法もしっかりと使われているので、
モノの伝え方の勉強にもなりました。

こういうシンプルな経営の本は、時々読むと、頭の整理や反省に繋がって良いですね。




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