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『六十七番と呼ばれて 女性議員秘書の拘置所日記』
- 2023/08/20(Sun) -
太田あき『六十七番と呼ばれて 女性議員秘書の拘置所日記』(幻冬舎アウトロー文庫)、読了。

ブックオフでドカ買いしてきた中の一冊。
あんまり詳細を確認せずに、政治絡みの事件に連座して女性秘書が逮捕されたんだろうなー、
政局の裏側とか、検察とのやり取りとかの暴露本かなー、と思って買ってきました。

しかし、内容は、「私は政治資金規正法違反での逮捕第1号だ(誇らしげ)」
「秘書の仕事はとにかく忙しくて金の管理なんて細かくやってる時間はなかった(誇らしげ)」
「ルールに則って資金管理できてなかったのは事務所全体の問題(私だけが悪いんじゃない)」
という言い訳ばかりの内容で、事件に対しては、「忙しかったから」「全部の金が緩い管理だった」
と個別事案に対する大した解説はなし。
さらに、言い訳の後は、サブタイトル通り、まさに留置所内での「日記」であり、
「部屋が寒い」「食事が楽しみ」「刑務官は良い人と嫌な人がいる」みたいな、感想文を読んでる感じ。
非情に残念な内容でした。

そもそも、著者名は知らないまま買ってきたのですが、どうやら保釈後に結婚したため姓が変わっていて
逮捕時は「塩野谷晶」という名前だったそう・・・・・でも、知らない。
仕えていた議員は、自民党衆議院議員の坂井隆憲という人物も聞いたことがない・・・・。
事件当時は世間は騒いでたのかもしれませんが、全然記憶にない・・・・・。

人材派遣会社からのヤミ献金という犯罪だったようなので、パソナ?と安直に想像しましたが(苦笑)、
どうやら日本マンパワーからのヤミ献金だったようで。
このヤミ献金、1億円超という規模だったようなので、凡人の感覚では「裏で何か利益を求めたんだろ?」と
考えてしまいますが、そのあたりについての説明は何もなし。
まぁ、無罪を主張していたらしいので、立場的に今更そんな説明もできませんわね。

というわけで、ほぼ何も得るものがない読書となってしまいましたが(苦笑)、
救いだったのは、拘置所に対する評価が、批判もありましたが、予想よりも対応が良かった面については
素直に褒めているので、そこはストレスなく読めて良かったです。
リベラル系の著者だったら、何でもかんでも批判しそうなので(爆)。
自民党系の著者なので、そこはまぁ、国の機関に対して無暗矢鱈な批判はしないようです。

ただ、逮捕当時、著者当人が議員秘書を辞めて自民党から国政に出馬する準備をしていたようですが、
この本の内容程度しか書けないような人物だとすると、政治家になるのは向いてないと思うので
取り止めになってよかったのではないかと思いました。




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