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『誰のために愛するか』
- 2023/08/01(Tue) -
曽野綾子 『誰のために愛するか』(青春出版社)、読了。

近所のおばちゃんに先に続編の方をもらってたのですが、本編ももらえました(苦笑)。

夫婦の話が多く、各章の扉には夫の三浦朱門氏の言葉もついています。

いつもの著者らしく割り切った発想が子気味良いです。
相手に過度の期待をせず、自分も無理な背伸びをしない。
他人からどう見られているかは気にせず、他の夫婦と比較もしない。
ここまでできれば幸せな夫婦の暮らしが送れると思います。

結婚前に三浦朱門氏と食事をしているときに、魚を美味しそうに食べる著者を見て朱門氏が
「ニャンニャンと啼き出しそうに食べるなあ」という感想を漏らしたというシーンが描かれていて、
こういう風に相手の自然体の様子を和やかに、しかも自分独自の感覚で捉えてくれる配偶者だと
日々の暮らしの中で躊躇せずに自分自身を出せそうだなぁと感じました。

そして、著者が、小説家を辞めようかと切り出したときにも、朱門氏は
「本当に辛かったら、おやめよ。だけど、やめて本当にしあわせか?」と
柔らかく受け止めてあげる様子も、良い夫婦だなと感じました。

著者が世間に向けて鋭いことを、ときには放言だと批判されながらも
自由に思うことを表現できるのは、この旦那さんがいるからなんだろうなと。
逆に、旦那さんの表現者としての仕事にも、著者が何らかの良い影響を与えてるんだろうなと。

著者のエッセイは、今後も追いかけていきたいと思います。




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