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『忠臣蔵とは何か?』
- 2023/06/11(Sun) -
丸谷才一 『忠臣蔵とは何か?』(講談社)、通読。

たしか近所のおっちゃんにもらった本だと思うのですが、
ずーっと積読だったので記憶薄。

そもそも私自身は忠臣蔵という物語があんまり好きじゃないです(爆)。
自分がどちらかというと体制側が安定している社会を好み、
体制がちょっと変な制度を作ったら外からワイワイ糾弾して止めさせようとするのではなく
体制の中で適正な議論の手続きをとって改正を実現するという行為を選びたがるので、
忠臣蔵のようなテロ行為を称賛するのは好きじゃありません。

だから、過去に何冊か忠臣蔵の本を読みましたが、
吉良上野介側の視点で書かれた本の方に興味があります。
そして、忠臣蔵の真相に関しては、清水義範氏の作品を読んで
まぁ実態はこんなもんだろうなぁという認識になったので、私の忠臣蔵感は清水史観です(笑)。

というわけで、積読解消のためだけに手に取ったような感じになっちゃいましたが、
冒頭から、芥川龍之介と徳富蘇峰の忠臣蔵談議が載っていて、
「彼等(=大石内蔵助ら)はなかなか遊戯気分でやっているんです」なーんて暴言(苦笑)が。
へー、大正期って、忠臣蔵に対してこういう目線だったんだー、とビックリし、
こりゃ、忠臣蔵への新しい見方が得られるかな?と期待値が上がりました。

しかし、その後、討ち入り時の衣装の話とかマニアックな話になっていき、
正直、忠臣蔵そのものに興味のない私はついていけませんでした・・・・・。

この本は、忠臣蔵好きな人が、「そんな見方があったのか!」と楽しむか、
「こんな見方はおかしい!」と非難して留飲を下げるか、
という楽しみ方ができる人が対象なのかなと思います。

私はかなり流し読みになってしまいました。
そして、「地震、雷、家事、親父」の「親父」は、暗に徳川幕府を指しているんだ
というような社会文化のような広い視野での解説の部分には興味を持てました。




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