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『大局観』
- 2023/03/16(Thu) -
出口治明 『大局観』(日経ビジネス人文庫)、読了。

著者の本は何冊か読みましたが、本作が一番面白く感じました。
仕事に向き合う姿勢の、本質的な部分がまっすぐ書かれていて、
背筋が伸びる思いでした。

著者は同郷の三重県出身なので、三重県知事との対談イベントを観覧に行ったことがあるのですが
お話されている姿は穏やかなオジサマという印象だったのですが、
本作を読むと、かなり仕事には厳しそうです。

ご自身が若い頃は上司や取引先に向かって、思うところをズバッと物申していたようですし、
トップになってからは部下に高い水準を求めているように見えました。
しかし、ご本人がこれだけ自制した日々を送り、
自らに高い目標を課している人であれば、周囲は納得せざるを得ないですよねー。

著者の場合は、特に歴史を持ち出して説明するところが特徴ですが、
しかし、遠い過去に学ぶだけでなく、ご自身の経験が土台にあって、
経験と歴史のつながりの中から自らの哲学を編み出しているんだろうなと感じました。

巻末に参考図書も紹介されており、読みたい本も見つかったので
また探していきたいと思います。




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