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『先を読む頭脳』
- 2023/03/04(Sat) -
羽生善治、伊藤毅志、松原仁 『先を読む頭脳』(新潮文庫)、読了。

羽生さんの本は何冊か読みましたが、
本作は、羽生さん、ひいてはトップ棋士のモノの考え方、頭の使い方を
本人が語るだけではなく、人工知能や認知科学の研究者が分析しているという点が
新しかったです。
対談とかではなく、あくまで羽生さんが自分語りをした文章に対して、
科学者が、科学者としての見地から「これはこういうことだと考えている」という分析を加える
二段構成になっており、そこが面白かったです。

将棋の強さを支える思考力とは何か、という点について、
羽生さんの回答を私なりに解釈すると、それはパターン分析における保有パターン量の多さと
パターン解析するスピード感なのかなと。
そうすると、デジタルネイティブ世代の情報処理能力や思考の集中力の継続性から、
圧倒的に若い人が有利になりますよね。

実際に、プロ棋士でA級に居られる人って、ほとんどが20代~40代で、
50歳を超えるとほとんどいないという事実が物語ってますよね。

現在、羽生さんが藤井聡太王将に挑戦していますが、
私はどちらかというと今回は羽生さんを応援しています。
やっぱり「タイトル100期」という前人未到の記録を見てみたいですよねー。
特に、年齢を重ねることによる不利さを本作で読んでしまうと、
目の前のチャンスで達成してほしいなと願ってしまいます。




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