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『自治体をどう変えるか』
- 2022/10/04(Tue) -
佐々木信夫 『自治体をどう変えるか』(ちくま新書)、通読。

昨日の読書では、アベノミクスという軸で中央政府と官僚機構がどういう仕組みで動いているのか
実感できたので、では、地方自治はどうなの?ということで、積読の中から本作を選んでみました。

が・・・・・、教科書的な話のような印象を受けてしまい、
アベノミクス話の臨場感ともギャップがありすぎて、流し読みになってしまいました。

著者は、東京都庁勤務だったというプロフィールだったので、
地方行政に関わった立場でリアルな話を読んでみたかったです。

ただ、いま、私自身が地方県に住んでいる感覚からすると、
東京都庁勤務の人が言う「地方自治」「地方分権」と
地方県の県庁なり市役所に勤務する人が言う「地方自治」「地方分権」とは
全く別の次元のものを指していそうだなと思います。

そして、東京都庁には、著者が指摘するような課題について、
トップが腹をくくって「改革しろ!」と指示を出せば、動けるだけの優秀な人材が
相応の数で存在していそうですが、地方に行けば、人材難を実感します。

地方の高校生で、優秀な子や野心のある子は、首都圏や大阪周辺の大学に進学していき
そのまま当地で就職するというのが一般的なルートであり
地元に残った子の中から比較的優秀な子が市役所に行く印象です。
なので、どうしても組織内にずば抜けて優秀な人が出にくい構造的問題があるように思います。

地方自治体では、公務員改革として、意識改革を進めるとともに、
どうやって優秀な人材を公務員として確保するかを真剣に考える必要があると思います。

そして、それは、優秀な高校生を地元に残す努力をするとか、
首都圏に進学した大学生をいかにUターンさせるかという取り組みよりも、
民間企業で何年か頑張って仕事の仕方を身に付けた人を、
中途採用で地元に戻す努力をした方が、改革効果も大きいのではないかなと思います。
もちろん困難なテーマだと思いますが、そこにチャレンジする熱い心で
地方行政を語る本を読んでみたいです。




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