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『コールドゲーム』
- 2007/09/15(Sat) -
荻原浩 『コールドゲーム』(新潮文庫)、読了。

いじめた相手からの4年後の復讐劇。
いじめの加担者だったクラスメイトに、次々と陰湿な制裁が加えられていく。

主人公の光也は、高校野球の夢が終わった平凡な野球少年。
頭が良いわけでも、思慮深いわけでも、特別な知識・能力を持っているわけでもなく、
サスペンスの主人公として、
場面場面に対峙している姿に物足りなさを感じていたのですが、
次第に成長していく様子が感じ取られ、
臨機応変さも大胆さも身に付けて行ったので、
途中からはグイグイ得ました読ませてくれました。

ただ、『神様からのひと言』といい、本作と言い、
カタストロフィで締めくくる展開は、私にはいまいちしっくりきません。

「いじめ」という深刻な問題をテーマにしておきながら、
劇的なクライマックスを用意して、問題の本質には触れずに
作品を閉じてしまったような印象を受けました。
ただのミステリー作品なんだからこれでいいんだという見方もあるでしょうけれど。

読み物としては面白かったですが、
「いじめ」について何かを考えさせられたかというと
そこまでの力は無かったように思えます。


コールドゲーム (新潮文庫)
コールドゲーム (新潮文庫)荻原 浩

おすすめ平均
stars苦さが残る・・・
stars何故イジメっ子にだけ救済が与えられるのか。
stars暇つぶしに読んでたけど・・
starsう〜ん・・・
stars「青春ミステリ」というコピーは?

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神様からひと言 (光文社文庫)
神様からひと言 (光文社文庫)荻原 浩

おすすめ平均
starsクレーム対策のプロフェッショナル
starsおもしろかった〜
starsラストはもう少し頑張って欲しかったという思いが残った
stars前を向いて歩くということの意味
stars爆笑の中にもリアルな会社という組織

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