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『背番号なき現役』
- 2022/08/27(Sat) -
野村克也 『背番号なき現役』(講談社)、読了。

現役引退直後に書かれた本のようです。
そのため、特に選手兼任監督の時期や、最後に西武で捕手として若手投手を育てた時期の
「自分の技術を教える」「育てる」という意識が強いようなエピソードが多く、
面白かったです。

そして、自分の現役時代を振り返って、三冠王をとり、安打数の記録なども持っているのに
そういう記録は結果として捉え、あくまで自分が「できなかったこと」「苦労したこと」「不調の時」
それをいかにして乗り越えようともがいたのか、そういう不器用な選手としての部分を
強調して書いており、やっぱり、反省して工夫して実行に移す、PDCAサイクルを
日々意識しながら仕事に向かうことが結果をもたらすんだなぁ・・・・・と実感。

本作を書いた時点では、引退後に解説者として活動しているときであり、
監督などの指導者としての人生は、この後に広がっているわけですが
すでにこの時点で、指導者としての核ができているのが凄いです。
やっぱり偉大な野球選手ですね。




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