『コーチング』
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- 2022/08/21(Sun) -
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ライトワークス 『コーチング』(ファーストプレス)、読了。
昨年まで2年間、とある組織の中に入って 経営管理の立て直しをする仕事をさせてもらっていたのですが、 少人数の組織で、部下の面倒も見なければいけない立場だったので 部下のモチベーションアップも考えないとなあ・・・・・・と思って本作を買ってきたまま 積読状態で2年が過ぎ、経営改善して赤字から脱出できたとして任務完了、 今になって、特にニーズはないけど積読解消に読んでみました。 コーチングとはどういう風に部下に接することなのかを 具体的な上司部下の会話例をケーススタディとして引いて、 分かりやすく解説しています。 まあ、確かにコーチングの技術を単純化して解説すると こういう感じになるのでしょうけれど、 結局、現実に部下を抱えて、その扱いに悩みを抱えている人からすると 「こんな簡単な話じゃないんだよ!」とイライラしてしまいそうな気がします。 頭っから「コーチングのスキルを身に付けよう!」というニーズで入ってきた人には 有効な本かもしれませんが、現に具体的な悩みを抱えている人には あんまり効果がない本のような気がします。 私の勝手な解釈ですが、コーチングというスキルは、 社外のコーチング専門家、もしくは社内の人事部の研修担当のようなコーチングの指導役の人でないと 使いこなせない技術なんじゃないかなと思ってしまいます。 ライン外のひとでないと使えない技術というか。 現実にラインの中で部下と接する人にとっては、 もちろん部下の育成は大事な仕事ですが、それ以外にも目の前の売上を立てるとか コストを削減するとか、ミスを防ぐとか、いざこざを防ぐとか、いろんな役割がある中で、 それぞれをバランスとって目の前の仕事を完遂する必要があるので、 何か一つを切り出して、そこだけ上手く達成しようとしても難しいだろうなと感じてしまいます。 そういう点で、コーチングの本って、どれも似たり寄ったりの内容な気がします。 ![]()
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