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『血とバラ』
- 2022/07/04(Mon) -
赤川次郎 『血とバラ』(角川文庫)、読了。

しばらく前に読み終わってたのですが、投稿し忘れてました。

「懐かしの名画ミステリー」というサブタイトルのとおり、
映画作品をモチーフにした短編推理小説が5編入ってますが、
私が映画について造詣がないため、どの作品もモチーフとなっている映画がピンとこず、
単なる短編推理小説として読みました(苦笑)。

「忘れじの面影」では、警視庁警部を定年退職したベテラン捜査官が主人公。
相談を持ち込まれ、訪問した先の邸宅で、
遺産相続をめぐる子供たちの諍いについて未亡人から聞かされますが、
その未亡人の行動には、どうも認知症の症状のようなところがあり、
そもそもの相談内容の信憑性が揺らいで・・・・・。
お金があると、血のつながった家族でも、やっぱりこうなっちゃうんですかねー、
という在り来たりな感想になりました。

「血とバラ」は、ヨーロッパ旅行から帰ってきた恋人の様子がおかしく、
心配しつつも原因が分からず右往左往する男が主人公。
コトの真相は、ある意味、映画的なのかな。
結構、不気味な作品でした。

「自由を我等に」では、命を狙っているという通報があった金持ちを警護しに
警察の凸凹コンビが邸宅で付きっ切りで張り付きます。
おとぼけコンビなので、かなり軽いノリの作品ですが、
これぐらいの方が、赤川作品は気楽でよいのかな。

「花嫁の父」は、生き別れた娘の結婚式を一目見ようとする男と、
結婚式の祝儀泥棒とがドタバタする話。
イマイチ相乗効果がなかったような。

最後、「冬のライオン」も、やっぱり親子間の愛憎劇。
人間みんな、金でおかしくなっちゃうんですねー。




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