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『今夜、すべてのバーで』
- 2007/09/10(Mon) -
中島らも 『今夜、すべてのバーで』(講談社文庫)、読了。

アルコール依存症の男の回想&入院記。

グロい描写満載かなぁと不安に思いつつ読んだのですが、
抵抗を感じる描写は意外と少なく、目をそらすことなく読めました。
ただし、アルコール依存症についての説明文みたいなところは、
もっと小説のテイストに乗せて書いてほしかったなという思いはありますが。

この小説では、主人公の分析的性格もさることながら、脇役たちが魅力的です。
担当医・赤河、おしゃべり三婆、そして、毒舌・天童子さやか。
さやかの言葉は、暴言に近い部分もありながら、
「死」というものへの本音が出ていると思います。

最後、意外とあっさりしていたので拍子抜けしたのですが、
その軽さが良いのかもしれません。

読了後、Wikiで改めて中島らも氏の生涯を確認したのですが、
業績のひとつで、「啓蒙かもぼこ新聞」なるものを発見。
しかも、Web上で承継されていました。
素晴らしい会社ですね。


今夜、すべてのバーで (講談社文庫)
今夜、すべてのバーで (講談社文庫)中島 らも

おすすめ平均
stars才能は自我が持っているもの、天才は自我を包摂するもの
starsa
stars常に醒めていたい、それは悪いことではない気がする
stars娯楽小説
starsうーん、良かったです

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コメント
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こんにちわ。たしかにこの本に出てくる脇役がすばらしいですよね。わたしは担当医の赤河先生がすきです。それにしても、すごい読書量ですね。またお邪魔させてくださいませ。
2009/11/01 22:36  | URL | 新惑星 #-[ 編集] |  ▲ top

--
新惑星さま

CMありがとうございます。
今日も偶々らもさんのエッセイを読んだのですが、
周りの人との何気ないやり取りに温かみがあるなぁと思います。
鋭い視点だけど丸みがある文章というのでしょうか。
素敵な作家さんですよね。
2009/11/02 00:45  | URL | かもめ組 #obYDgEv2[ 編集] |  ▲ top


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こうゆう人は他人に甘える事が困難な人が多いようです。周りが積極的に対応してくれたら変わってくるかも知れないですよね …
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