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『暴走する「偽」環境ビジネス』
- 2022/04/27(Wed) -
武田邦彦 『暴走する「偽」環境ビジネス』(ベスト新書)、読了。

久々の武田センセイ。
参院選に出馬するってニュースになってましたが、
ほんとに出るんですかねぇ?
その影響でメディア出演がなくなったので、お見掛けしなくなっちゃいましたねー。

著者の主張は、基本的に世の中で常識としてまかり通っていることに
「それは違う!」と噛みつくことが多いですが、
噛みつく相手が「環境問題」とか「男女同権」とか、
いわゆる意識高い系の人々が推している社会問題であることが多いので、
必要以上に炎上している印象があります。
まぁ、戦術として著者が極端な物言いをしている面もあるとは思いますが。

そして、そういう意識高い系のテーマは、
一見、自然科学的なもののように見えつつ、本質部分は政治的なものだったりしており、
その政治的な利害関係に対して、自然科学者の立場で斬り込んでいくから
面白い視点だなと思うことが多いです。

自然科学的に著者の主張がどこまで正しいのかは分かりませんが、
いわゆる世の中で「常識」とされていることに対して
まったく違った角度から論点を投げかけてくれるので、勉強になります。

温暖化問題は、国際社会においては、経済の第一線から取り残された欧州勢が
米国や中国、ついでに日本らの足を止めるために張った罠と
国連関係機関の「先進国から発展途上国への富の配分」みたいな発想とが
絶妙にマッチしたために、一気に大きな国際問題に祀り上げられたのかなと感じてます。

さらに各国内では、環境対策という名目で、国の予算が確保され、学術予算も優先され、
民間企業は国の政策に従って予算を組んでいくことで、大きな利権構造が生まれており、
ある種、関係産業にお金を回すための経済的な政策なのではないかと思ってます。
産業全般に枷を嵌めることとによるマイナスと、環境関連産業が成長するプラスと比較し、
米国はマイナスの方が大きいと判断したから京都議定書を批准せず、
特定関連産業が成長することで経済全体の成長に寄与するなら・・・・と考えたのが
日本政府なのかなと。
ピュアに「地球環境のために」という判断ではやってないと思うんですよね・・・・・穿ちすぎ?

環境問題とかは、知見や分析として正しい、正しくないという議論よりも、
「地球環境はどうあるべき」「私たちの生活はどうあるべき」という価値観の戦いになるから
正直、どこまで行っても決着はつかないですよね。
考えるのが面倒になったら、「温暖化はダメ!」「省エネしよう!」という方に
とりあえず乗っかっておけば、世の中一般からは批判されないですから、
思考停止したくなりますよねー。

こういう論点を、メディアで堂々と発言する著者がメディアに出られなくなったのは
マイナスの影響の方が大きいのではないかと思うところもありますが、
こんな人が環境庁長官とかになったら、議論が紛糾して超面白そう!と
無責任な想像をしてしまいました(苦笑)。
ま、参政党なら大臣は関係ないか・・・・。




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