『七人の社長に叱られた!』
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- 2022/04/22(Fri) -
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金児昭 『七人の社長に叱られた!』(中経文庫)、読了。
久々に金児さんの本。 いつもの会計解説というよりも、ビジネスマンとして学んできたことを 自らの失敗エピソードを軸に語っていそうだったので興味津々で買ってきました。 著者が新卒で入社し常務取締役になるまで勤めた信越化学工業において 歴代の社長からどんなことを叱られ、どんなことを学んだのか、 エピソード紹介だけでなく、社長側の意図の解説も分かりやすく解説されていて とても面白い一冊でした。 どの叱られエピソードも、基本的に、組織で働く者としての心構えのようなところを諭すような内容で、 著者は若い時から上に登っていく人間として社長からも期待されていたんだろうなと そんな風に感じます。 そして、もう一つ興味深いのは、社長ごとに叱るスタイル、つまりは部下を教育するスタイルが それぞれ異なっているところがクリアに見えてくるところです。 ドーンとまっすぐに叱る社長、はんなり柔らかく気づかせる社長、自ら範を示す社長、 これぐらい特徴がはっきりしている社長の方が部下としては仕えやすいですよね。 信越化学工業という会社の話は、著者の本でしか触れるきっかけがないのですが、 この会社の組織論とか読んでみたいです。 ![]()
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