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『神隠し』
- 2022/02/01(Tue) -
藤沢周平 『神隠し』(新潮文庫)、読了。

武士の日常、商家の日常、職人の日常、
そんな短編が11編収められた短編集。

最後の数行で落としたりひっくり返したりする展開のものが多く、
時代小説の阿刀田高みたいな印象でした。

私としては、物語のオチ云々よりも、
主人公夫婦の生活ぶりというか、お互いをどういう風に思いながら日々を暮らしているかという
そんな人間臭さの面を味わいながら読んでました。

「暗い渦」で、夫が口にする
「有難いことに、何とかボロも出さず、辻つまを合わせて生きてくもんだな人間というやつは」
というセリフに、あ、人生って、最後の最後は楽観的に捉えていた方が
気持ちに余裕を持ちながら暮らしていけそうだな・・・・・と思いました。

江戸時代、みんながちゃんと自分なりの生活をできていて
生命の不安とか、飢餓の不安とかに、むやみに怯えずに生きていけていたということを思うと
良い時代だったんだろうなと思います。




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