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『輝く夜』
- 2022/01/26(Wed) -
百田尚樹 『輝く夜』(講談社文庫)、読了。

薄い短編集だったので、手軽に読めるかなと思い手に取りました。

感想は、正直、うーん・・・・・・ベタ過ぎない??

5編ともクリスマスの出来事で、失職したり振られたりした不幸な女性が主人公。
辛い目に遭いながら、自分自身は健気に生きようとすることで
神様から大きな幸せを与えてもらえるというストーリー。

展開がベタだし、演出もオーソドックスだし・・・・というので、
百田作品は振れ幅が大きいよなぁ・・・・・と思いながら読んでいて気づいたのは、
私は、百田氏が描く女性が苦手なのかなということ。

女性の言動にリアリティを感じにくくて、こんな人いないよ・・・・と思ってしまいます。
「不幸に直面しても健気に生きる女性」というキャラを、男性が理想化して描くと
こんな感じになるのかしら?
女性に現実感を覚えないから、余計に展開や演出のベタさが浮き上がってしまうのかと。

読み終わってからAmazonのレビューを見たら、
平均で4以上という超高評価になっており、
自分の感覚とは全然違ったので、ちょっと驚きましたが、
こういうピュアな物語を求める場合もあるんだなと、自分のすれっからし具合を反省。




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