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『一橋ビジネスレビュー2017冬』
- 2021/12/30(Thu) -
『一橋ビジネスレビュー2017冬』、読了。

書類の山をどけたら、下から出てきました(苦笑)。
4年間放置。

伊藤邦雄先生責任編集の特集は「コーポレートガバナンス」。
「ガバナンス」と聞くと、メガバンク下で経営管理をやっていた自分からすると、
内部統制の方の印象を強く持ちますが
本特集は、イトクニ先生が座長を務めた経済産業省の研究会で発表した所謂「伊藤レポート」の
内容に準拠したものであり、数値による企業の収益性管理についてが主眼です。

ROEのような略語や横文字が飛び交う特集記事で、私のような立場では、
ROEまではついていけても、他の略語3文字はちんぷんかんぷんという体たらく。
中小企業診断士の試験を受ける時に、一応、相応の勉強はしたつもりですが、
結局、合格後にそれら指標を使うような場面に遭遇することがなく、
記憶の彼方へ・・・・・・。

ただ、一つ一つの指標の意味を追っていくと、
私自身、経営者として毎日のように考えている指標ではあるんです。
新しいチラシを作るのにデザイン代込みで10万円の投資をするか、
それとも従前のデザインで増刷するだけの1万円で済ませるか、
それぞれどれぐらいの売上の積み増しが期待出来て、利益への寄与はどのぐらいか、
そういう判断は、日々やっています。
それが、私だと10万円という投資額であり、本特集で登場するような企業だと100億円という投資額だという
スケールの違いだけで・・・・・・・ま、その違いが大きな違いなんですが。

変に略語を用いるからちんぷんかんぷんになってしまうのですが、
単純に考えたら、「この機械を買って元が取れるのか」「この広告を打ってペイするのか」
「この人物を採用して給料出せるのか」「この借金を期限内に返せるのか」、要はそういうことですよね。
零細企業を経営するという経験を通して、略語への理解は全く進んでいませんが、
経営指標を日々判断し迅速に決断し、柔軟に対応するという勘所は、少しづつ身にけられているかなと
自分なりには満足しています。

小さな会社の経営規模が、具体的に数字の持っている意味をイメージできるので、
私の身の丈にはあっているということなのかな。
本作で語られているような、数字のみで事業評価をしていくという割り切りは
私の能力ではとても決断できない領域で、世の大企業の経営者の方々を
素直にすごいと思えます。

特集以外には、ドイツでのインダストリー4.0の現実をリポートしたものが興味深かったです。
メディアの言うことには踊らされるなよ・・・・・という点で。

あと、流山市が流入人口の拡大に成功しているというのを初めて知り、
その積極的な取り組みは勉強になりました。
東京へ通勤する人たちが居住できる立地なので、
単純に私が住むような地方の中の地方とは立ち位置が違うとはいえ、
地元自治体のトップが代わると、これだけ変わるんだという実例だと思うので、
やっぱ首長って大事だよな~と実感せずにはいられない記事でした。




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