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『読書の腕前』
- 2021/11/24(Wed) -
岡崎武志 『読書の腕前』(光文社知恵の森文庫)、読了。

ブックオフでたまたま目に留まって、全然知らない著者だったのですが、
本読みさんのエッセイのようだったので、買ってみました。

本に関する本って、ノリノリで読める本と、読んでいてしんどい本と
両極端に分かれるんですよねー。
多分、私が本の虫なので、自分の趣味を肯定してくれるか、けなされてると感じるかの違いかなと。

とりあえず苦手なのは、「本を読むときはこうすべき!」「こんな本の読み方はダメ!」という
本に対する姿勢を押し付けてくる本
好きに読ませてよ~、と思ってしまいます。

あと、「読書をしたらこんな効用があるよ」というご利益の部分だけを強調してる本も苦手。
「時間が空いてるから本を読んで楽しく過ごす」、このシンプルな動機で良いんじゃないの?と思います。
「仕事に活かせ!」的な現世利益的なものから、「人生の教えを得よう」的な高尚なものまで、
目的意識が強い読書は疲れるのでしんどいです。

本作も、ちょっと前半で、「ツン読しかありえない!」と強調されていたので、
「確かに結果的にそうなってるけど、そうあるべきだなんて押し付けないでよ~」って思っちゃいました。
やや警戒しながら読み進めましたが、中盤からは著者の本への熱い思いが溢れ出ていて
「そうそう、こういう本の本が読みたいのよ~」と、とても楽しい読書になりました。

何にしても読んでいて楽しいのは、著者自身が読書の楽しみを嬉々として語り
自分の好きな本を「私はこう読んだ!ここが面白かった!」と素直に書いている本です。
その紹介されている本の趣味が自分とは違っていても、
単に好みが違うんだなと思うだけで、本に向き合っているときのワクワク感は共感できるので
そういう本の本は面白いです。
そして、だいたい、自分の好きな作家さんが褒めている本は、自分も面白いと思えます。

本の好みは、著者はかなり高尚なラインナップだったので
知らな本や敷居の高い本も多く登場しましたが、いくつか気になる本もあったので
そちらは「読みたい本リスト」に追加しました。

さて、どんどん積読を解消しないと!




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