『天の橋立殺人事件』
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- 2021/10/14(Thu) -
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山村美紗 『天の橋立殺人事件』(講談社ノベルズ)、読了。
山村ミステリーを読むのは多分初めて。 叔母さんの本棚に並んでたのを拝借。 令嬢探偵キャサリンシリーズということで、 主人公がアメリカ人の金持ちの娘で、京都在住という設定だそうですが、 その設定が作品にどう生きているのかよくわからず。 まぁ、多産なシリーズなようなので、だんだん設定の意味は薄れてくるんでしょうけれど。 このキャサリンが盲腸になり病院に短期入院した際に知り合った患者や看護師の周辺で 一人、また一人と殺人事件が続き、その推理をキャサリンと恋人の大学教員が担います。 とにかくこの推理が、いろんな可能性を考えては、あいつが怪しい、こいつも怪しいと指摘しながら 新事実が発覚するたびに、この可能性は消えた、この可能性が復活したと繰り返すばかりで 正直、行き当たりばったりというか、思い付きに任せて推理している感じです。 しかも、続々と人が死んでいって、なんて恐ろしい世界なんでしょう(苦笑)。 お気楽読書には良いのかも知れませんが、 このレベルでシリーズ化しているのは、うーん・・・・。 ![]()
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