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『読むだけですっきりわかる日本史』
- 2021/09/06(Mon) -
後藤武士 『読むだけですっきりわかる日本史』(宝島社文庫)、読了。

前に日本地理を読んで、結構面白かったので、今回は日本史をば。

石器時代から現代まで、文庫1冊で一気に説明するという、
かなり無理難題だと思うのですが、読んでみたら、結構すんなり読めました。
無駄な話が削ぎ落されているのはもちろんですが、
余計なエピソードが登場しない分、時の権力がどうやって移り変わってきたかが
シンプルに理解しやすくなっています。

ま、この前、『逆説の日本史』シリーズを室町時代の入り口まで読んだばかりなので、
自分の中での日本史の窓が開ききっているという状態であるので
すんなり頭に入ってきたという部分はあると思いますが。

天智天皇が唐の脅威に怯えていたとか、暗殺説があるとか、
崇徳上皇の呪いに行数を割いて説明したり、
井沢史観「を読んだ後に読むと「ふふふ」と思ってしまうポイントもありました(笑)。

日本史を苦手な学生さんに向けて、とにかく分かりやすく全体像をつかむために書いたという本作ですが、
教科書で日本史をそれなりに学んできた人が一番大事な流れをつかむために
復習的に本作を読んでも、十分面白いと思います。

最後に、新井白石が、皇統維持のために新たに宮家を設置することを将軍に提案し、
その新設宮家の血筋が今上天皇に繋がっていると知って、びっくり。
こういう改革者というか、深い洞察力のある人が必要な時代にちゃんと登場し、
その役割を果たすことで、世界最長の王朝を今も継続できているのだなと実感しました。




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