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『哀切の小海線』
- 2021/07/29(Thu) -
西村京太郎 『哀切の小海線』(角川書店)、読了。

サクサク進む、西村作品の消化活動。

本作は、府中刑務所の受刑者が、あと1週間で刑期満了というところで
刑務所長を殴って脱走するという事件を起こします。
この脱走者を十津川警部が追うというストーリー。

結局は、刑期残り1週間という状態を棒に振るほどの脱走の動機は何のかという点に尽きると思いますが、
そこが腑に落ちないと、なかなかスッキリ感は得られないですよねー。
正直、私は共感できず。

脱走者の母や娘といった身内が登場してきますが、
彼女たちの行動もあんまりリアリティを覚えず、可哀想だなという共感心が芽生えませんでした。
娘の友達も、巻き込まれた立場でそんな行動するかなぁ・・・・・と。

物語の小粒感が残念でした。




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