『「やりがいのある仕事」という幻想』
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- 2021/06/18(Fri) -
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森博嗣 『「やりがいのある仕事」という幻想』(朝日新書)、読了。
著者の新書作品は、いまいちな感想を抱いていることが多いのに なぜかタイトルに惹かれて買ってしまうんですよね~。 編集者の思うツボ。 読んでみると、「人は生きるために仕事をするのであって、仕事をするために生きているワケではない」という オーソドックスな内容を優しい語り口で話しており、ちょっと間延びしてる印象です。 本題の話よりも、「テレビ番組は面白い情報をただ見せてくれればよいのに、 芸人を並べたり、過剰な演出をしたりして、楽しく見せようとするから、間延びする」的な枝葉末節の指摘に 「あ、なるほどね」と面白く感じる視点があり、本題よりもそっちを追いかけていた感じです。 後半は、読者のお悩み相談的な建付けのQ&Aコーナーなのですが、 そちらは、前半の間延びした言説よりも、 質問に答えるという形式なので多少具体性を持っていて、後半の方が面白く読めました。 ま、でも、全体的にぼんやりした読書でした。 ![]()
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