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『日本のイキ』
- 2021/01/08(Fri) -
大石静 『日本のイキ』(幻冬舎文庫)、読了。

大石静さんの名前は、有名脚本家として当然認識はしていますが、
私があんまりドラマに興味がないせいか、作り手としてのイメージがほとんどありません。
そういう真っ新に近い状態で、エッセイをば。

まず思ったのは、日本語が読みやすいこと。
簡潔な文章で、どんどん物語が展開していくので小気味良いです。
テレビドラマの脚本って、無駄な説明をする暇がないので言葉をシンプルに削れるだけ削ってると思いますし
視聴者に飽きさせずに画面に引き留めるためにテンポよく話を展開させることにも
こだわっていると思います。
そのテクニックが、そのままエッセイの文章にも活用されているなと感じました。

そのうえで、著者が持つ世間に対する割り切りというか、
常識とされることに対して、「でも自分はこう思う」というような強さを感じる内容で、
潔さみたいなものを感じられるエッセイでした。

知合いの言動に対して、「私は引いてしまう」とかバッサリ斬っていて、
本人が読んだら自分に対する評価だと分かっちゃいそうだけど、斬り捨てるわね~と
印象はやっぱり「潔さ」。

本エッセイの中に本業のドラマ制作の舞台裏を描いており、
仕事場としてのドラマの現場には興味を持ちましたが、
ドラマ作品そのものには、結局関心は向きませんでした。
なので、今後も、著者のドラマ作品よりはエッセイの方を追いかけたいなと思います。




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