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『選び抜く力』
- 2021/01/07(Thu) -
伊藤真 『選び抜く力』(角川ONEテーマ21)、読了。

伊藤塾塾長の著者の本は2冊目。
前に読んだものは勉強法そのものを説いていましたが、
本作はもう少し広い視野で、受験・試験という場面を通して学べる
人生の選択局面への向き合い方みたいなものが描かれているように思いました。

前作を読んだ時に私が感じた「勉強法を自分で編み出した人と誰かの勉強法を真似た人の差」
のようなものを、本作ではズバッと、言ってくれています。
「自分にとって最も効果的な学習法は自分だけが知っている」
「勉強を繰り返すには、自分がそのこ学習法を好きでないといけない」などなど。
「主観的合理性」というキーワードで、説明していますが、納得できました。

私自身、コツコツ勉強するタイプでしたが、コツコツできた理由は、
自分なりの勉強法を早い段階で固めてしまったからだと思います。
英単語は、いわゆる単語帳を使うのではなく、英文を読んでいて知らない単語や不安な単語は
片っ端から紙切れに英単語と日本語で意味を書き出していき、毎晩寝る前に、
紙切れを1枚1枚クイズ的なノリで見ていきます。当たったら紙を捨て、外れたら元に戻す。
ホント、毎晩寝る前の儀式でした。
用語を覚えるには自分で事典を作る。これは今でも資格試験の勉強時にやってます。

例示した上記の勉強法は、それが最も効率的な学習方法とは思えません。
「書く」という作業の労力が思いのほかかかりますし、
英単語の紙きれなんて受験直前にはバケツ3杯分ぐらい溜まりまくってました。

でも、私は、「読む」「書く」「話す」というアウトプットの手法の中で
「書く」ということに最も没頭できるという自信がありました。
また、事典なり紙切れなり、形に残るものが出来上がり、また理解したら捨てるという
自分の学習成果が物理的なボリュームに可視化できるというところが
やる気を引き出す大きな要素になっていました。
なので、今から振り返ると、自分の性格に合う勉強方法を中学生の段階で
確立することができたので、その後の高校受験、大学受験において、
「自分はこの方法で勉強すれば理解度は必ず上がる」という信念ができていたというか、
ある種の自己暗示みたいなものがかけられていて、上手く作用したのかなと思います。

中学生の段階で、その後何十年と使える自分なりの勉強法を見いだせたのは
とても幸せなことだったんだなと、本作を読んで感じました。

本作では、著者自身がマイベストな勉強法を編み出していった過程が描かれていますが
私はここまでロジカルに考えていなかったな・・・・・
受験勉強時にこの本を読んでたら自分の勉強法で大丈夫か動揺しそうだな・・・・・と
変な感想を持ってしまいました。
いわゆる受験や試験をほぼ終えた今になって本作を読んだのは、幸せだったのかもしれません。




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