fc2ブログ
『晩夏のプレイボール』
- 2020/11/02(Mon) -
あさのあつこ 『晩夏のプレイボール』(角川文庫)、読了。

先日、著者のマラソンものを読み、それはそれで面白く読んだのですが、
野球ものも読みたいなぁ・・・・という気持ちが高まってしまい、
積読の山の中を探したら本作が出てきました。

「夏の甲子園」について、ストレートに描いたり、
はたまた間接的に取り上げたりしながらの短編10作。

「夏の甲子園」という、スポコンものの超王道の舞台を使いながら、
あくまで著者が描くのは、人間対人間の物語、
そして、野球にいかにひたむきに真摯に向き合うかという人間の姿を描いているので
どの作品も飽きを覚えることなく、常に新鮮な気持ちで読めます。

一生のうちで、どんなに頑張っても3度しか挑戦できない夏の甲子園。
そして、学年が入れ替わるので、その3度とも異なるチーム編成で臨むのが通常の姿であり、
言ってみれば毎年がそのチームメンバにとっては一生に一度の大会。
日本一になりたいというスポーツをやる人間にとって素直な気持ちもあれば、
甲子園で活躍してプロになりたいという長期的な計画をもって臨む子もおり、
様々な思いが複雑に絡み合っていて、なおかつそれがメディアで大々的に扱われるという点で、
他の高校生スポーツとは少し異質な存在なのかなと思います。

ひたむきな高校生の姿を多面的に感じられて、面白い作品でした。




にほんブログ村 本ブログへ


関連記事
この記事のURL |  あさのあつこ | CM(0) | TB(0) | ▲ top
<<『トッカン vs 勤労商工会』 | メイン | 『ジワジワ来る猫猫』>>
コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://seagullgroup.blog18.fc2.com/tb.php/6344-e63a53ce
| メイン |