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『アイネクライネナハトムジーク』
- 2020/08/13(Thu) -
伊坂幸太郎 『アイネクライネナハトムジーク』(幻冬舎文庫)、読了。

伊坂作品らしい連作短編集だと思います。
各お話の登場人物たちがどこかで繋がっていて、
でも時間軸は10年先に行ったり20年前に戻ったり、
なかなか複雑な関係性を有しています。

その中で、「この女性のお父さんのことを知ってて、あなたはこんなことを言うのか」
というような脅し文句が時間を超えて引き継がれていくところが
いかにも伊坂ワールドですねぇ(笑)。

今回、面白いなと思ったのは、そんなに変な人が出てこないところ。
確かに、変わった性格の人は居るのですが、
特殊能力を持った人は出てこない(ボクシング世界チャンプぐらい!?)ので、
とても親近感を持てる世界観でした。

そこらへんに広がってそうな普通の世界なのに、
1人1人が魅力的で、面白い言葉を残していきます。
普通の人より、ちょっとウイットに富んでて、
普通の人より、結構、忍耐力があって、
普通の人より、かなり機転が利く。
そんな人たちのお話です。

私はあんまり格闘技の世界に興味がないので、
ボクシングヘビー級の世界チャンピオンというのがどれほど凄いことなのか
正直わからないのですが、男の子だけでなく、女の子まで夢中にさせちゃうというのは
それだけ偉大な成果ということなんでしょうね。
日本中を熱狂させる何かがあるのかな。

ボクシングというスポーツが、これだけ様々な人の人生を変える力があるんだなというのが
意外な発見でした。




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