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『もの思う葦』
- 2020/06/04(Thu) -
太宰治 『もの思う葦』(角川文庫クラシックス)、読了。

先日、太宰治について熱く語った本を読んだので
ブックオフで本作を見つけて、なんとなく買ってきました。

エッセイ、アフォリズム集ということですが、
作家としての思いのたけを語りつくしているというか、言いたいことをとにかく書いているというか、
情念の塊のような本でした。

普段、私は、太宰文学のリズム感なりカラッとした部分が好きなのですが、
本作の文章は思いがそのまま出てきてしまっていて、読みにくいと感じてしまいました。
私も仕事の合間とかに余裕のない読み方をしていたので、あんまり頭に入ってこなかった感じが。

反対に、小説作品の文章は、練りに練られたものなんだなぁと思い至りました。
細かいところまで神経を配って書いているのだろうなと。

本作の中で太宰が語っている言葉は、
太宰ファンにとっては太宰の頭の中が分かるので、とても興味深いものかと思いますが、
私には、まだ読むのは早かったかなと思います。
もう少し太宰作品を読んで、私の中に太宰像がある程度出来上がってから読んだほうが面白そうです。

最後、志賀直哉にえらい噛みついてて、やんちゃな大人なんだなと思いました(苦笑)。
志賀氏側は何か反論したのでしょうかね?気になります。





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