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『ムンクを追え!』
- 2020/05/12(Tue) -
エドワード・ドルニック 『ムンクを追え!』(光文社)、読了。

何かの書評で見つけて、ブックオフオンラインで購入した本。

ムンクの代表作(というか私はこの作品しか知りません)である「叫び」。
リレハンメルオリンピック開会式当日に、オスロ国立美術館から盗み出されていたということを知らず、
「そんな事件があったんだ!」という驚きからスタートしました。

リレハンメルオリンピックの時は、私は13歳。
正直、オリンピックそのものの記憶はないですが、「ナンシー・ケリガン襲撃事件」はよく覚えてます。
ワイドショー的な番組で大量に放送されてましたし、
『やるやら』でパロディコントにしていたような記憶が・・・・内村さんがトーニャ・ハーディングに扮して
靴ひもトラブルをネタにしていたような気がします。記憶違いだったらすみません。

で、本作は、『叫び』盗難事件を解決したロンドン警視庁美術特捜班を軸に進んでいきますが、
そもそも、美術品(特に絵画)の盗難が、こんなにも頻繁に起こっていることに驚きました。

有名作品だと売買したら足が付くから、換金ができないだろうと思ってしまうのですが
盗品をきちんと捌くルートがあったり、麻薬の代金の支払いに充てらりたりと、
盗品は盗品なりにマーケットがあるようで、知らない世界だったので興味深かったです。

日本だと、韓国人が仏像を盗んだ(彼らからすると取り戻したという理屈?)ぐらいなのかなと
思っていましたが、読後に検索してみたら、日本でも結構盗難被害は出てるみたいですね。
私が美術品の事件にアンテナが低すぎるのかな。

そして、「美術特捜班」という特殊な立場の刑事についても、
奪還に成功すれば華々しく報道されるけど、身内の警察組織内では評価が低いというのは
確かに解説されたらなるほどなぁという視点で、そちらも面白かったです。

『叫び』盗難事件の展開だけを追いたい人にとっては、美術品盗難の話や美術特捜班の話など
横道にどんどんそれていくので、テンポが悪いと感じたのではないかなと思います。
正直、分量で言うと、『叫び』の話は半分以下な印象です。

私みたいな、美術品盗難の世界の素人にとっては、幅広に紹介されていて、興味深く読めました。




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