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『本気になればすべてが変わる』
- 2020/04/02(Thu) -
松岡修造 『本気になればすべてが変わる』(文春文庫)、読了。

松岡修造さんって、報道番組のスポーツコーナーで見ると
「熱が入り過ぎてて暑苦しいな」と思ってしまうのですが、
個人的には、すごく頭の良い人だし戦略家だなと思ったのが最初のイメージです。

それは、『ウンナンの気分は上々。』という番組で、
内村さんやYouさん達テニス初心者のグループ「チーム中井貴一」(どんな名前だ!?)に対して
テニスを指導するコーチとして登場したときが、ほぼ初見だったと思うのですが、
初心者相手に、短くイメージがぱっと湧く分かりやすい言葉でポンポン指示を出し、
しかも出来たら褒める、できなくても次に向けて元気づけるという、超ハード&ポジティブ指導で、
とにかく何も考えずに言われたとおりに動くことを求めて、実際にそれを徹底するというスタイルに
スパルタなのにスパルタに見えないのが凄いなと思いました。
実際、タレントさん達は、短い時間で目に見える分かりやすさで上達していきました。

しかも、バラエティ番組なので、ちゃんと面白く会話を成立させ、
特に芸人さんに、笑いを取らせるためのパスを出しているのが、凄いなと。
指導者としてだけでなく、エンターテイナーとしても凄いなと感じました。
当時、番組としてこのキャラを深堀しなかったのは勿体ないなと思いました。
まぁ、当時はテニス指導でタレント活動をしている暇がなかったのかもしれませんが。

で、そんな当時の番組の様子を思い出しながら本作を読むと、
どういう指導論に立ち、また自分自身の経験を踏まえて、テニスを教えているのか
また他の分野のアスリートに対して向き合っているのかということが
理論として見えてきたので、非常に面白かったです。

しかも、文庫本で見開き2ページの短い文章の中で
1つのテーマをサクッと簡潔に解説しており、その要約力というか構成力も凄いなと思いました。

著者の人生経験を読んでいると、プロになるまでの子供の時期に非常に濃い思考経験を経ている
ように思い、そこでの人生の厚みが、大人になってからの全ての土台になっているのだろうなと感じました。

ちょっと凡人には追いつくことは難しいそうな濃厚な人生経験を意識的に送っている著者ですが、
その分、著者の言うとおりに盲目的に従ってみてもそれなりの結果を得られそうだなと思える本でした。




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