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『わしらは怪しい雑魚釣り隊 サバダバサバダバ篇』
- 2020/03/23(Mon) -
椎名誠 『わしらは怪しい雑魚釣り隊 サバダバサバダバ篇』(新潮文庫)、読了。

雑魚釣り隊の第2弾。

雑誌『つり丸』に連載されたものをまとめています。
誌面の関係か分量がかなりスッキリしていて、サクサク読めます。
この手頃な感じが、雑魚釣り隊やっているクダラナイ釣り行とマッチして
バカしかやってないし、釣りにもそれほど真面目じゃないのに、好感をもって読めます。

みなさん、忙しい日々の中で毎月キャンプに出掛けるわけですから
ものすごい情熱です。
「今月は忙しいから無理!」というわけで不参加のメンバーもその時々でいますが、
連載にしなければいけないシーナさんは、交通事故にでも遭わない限り参加必須なわけで
(実際に事故で1回欠席してますが・・・・・)
こりゃものすごいプレッシャーですよね。
たぶん、このメンバーの中で一番多忙を極めているはずなのに。

だから、「雑魚釣り隊だ!」と言いながら、
「そろそろ釣りには飽きたからご飯作りに行ってくる」と言って
場を離れる自由さを持ち合わせている、このグダグダさが大事なんだろうなと思います。

千葉や湘南や時には羽田空港のそばでキャンプをし、
時には八丈島や新島、小笠原までにも出かけ、
1泊するだけのものから気合の入った連泊キャンプまで
いろいろ覗けるのも楽しいです。
島旅は自分も大好きですが、でも、普段の身近なキャンプの楽しさがあった上での
島旅のエンタメ感かなとも思います。
ダイビングの経験からすると。
身近なキャンプも、すぐ行けてさっと帰れて、きちんと楽しいというのが
大事な要素かなと思います。

個人的には、小笠原旅行記が前編だけでブツっと終わってしまったのが残念。
母島は私も行ったことがないので、読んでみたかったです。




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