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『銃とチョコレート』
- 2020/03/14(Sat) -
乙一 『銃とチョコレート』(講談社文庫)、通読。

久々の乙一作品。

裏表紙のあらすじを読むと、大悪党ゴディバと名探偵ロイズの対決に
少年が絡んでいくという冒険小説ということで、明るい少年小説のように見えて、
どこかで、いつものドロドロとした乙一小説に転換していくのだろうなと思ってたら、
最後まで明るい少年小説でした(苦笑)。

もちろん、移民差別の問題とか、暴力の問題とか、いじめの問題とか、
いろいろ人間社会の暗い部分を描いてはいますが
期待したほどには深く突っ込まなかったなという印象です。

様々な登場人物の真の姿が明らかにされていきますが、
個人的にはお母さん凄いな・・・・ってな感じです。
他の登場人物たちの真相は、想定の範囲内でした。

あと、「悪ガキ」という言葉のニュアンスを超えるような暴力性や衝動性を持っているドゥバイヨルは
主人公をいじめる悪役・汚れ役を担っているように見えて、
なぜか格好よく見えるんですよね。
暴力に迷いがないせいか、即断即決の判断力を持ってるように見えちゃうんですよね。
このキャラクターの活かし方は上手いなと思いました。

文章が読みづらいのは、ひらがなが多いせいかと思いますが、
「講談社ミステリーランド」という企画の中の一冊だったんですね。




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