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『ラストワルツ』
- 2020/02/02(Sun) -
柳広司 『ラストワルツ』(角川文庫)、読了。

D機関シリーズ第4弾ですが、
前作で感じたパワーダウンの流れを本作も変えられず。
なんだか理屈っぽさが目に付いてしまいました。

冒頭の「ワルキューレ」には、ゲッペルスとレニ・リーフェンシュタールが登場し、
歴史の味付けの部分は興味を持って読みました。
映画監督というものを、民衆のナショナリズム高揚にどう利用したのかとか。

ただ、それぐらいしか印象に残らない作品でした。
全編通して。

ネタ切れになる前に、きれいにシリーズを閉じるというのは
編集者さんの腕の見せどころではないかなと思います。




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