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『高校生からのゲーム理論』
- 2020/02/01(Sat) -
松井彰彦 『高校生からのゲーム理論』(ちくまプリマー新書)、読了。

「高校生からの」と銘打っているので、
優しく解説されているかなと思って買ってみました。

サッカーのPK戦などを題材に解説しているので、
確かにとっかかりとしては優しい感じです。
しかし、ゲーム理論について詳しい説明というか定義的な説明がないので
ゼロからゲーム理論を知りたい人向けというよりは、
ゲーム理論というものの存在を知ったけどよく理解できず、
もっと知りたいわ~身近な事例で~という人向けな本のような気がします。

で、私はいつも、この初歩の初歩で躓いてしまうのですが、
それは、「なんでこんなに単純化して考えてしまうんだろう???」ということ。

PK戦の時、「キーパーは左右で得意不得意が無く、キッカーは左に蹴るのが得意」という設定で、
成功率は、キーパーは右も左も1だけど、キッカーは右が2/3で左が1と仮定し
PKの成功率を、それぞれの掛け算で出してしまうというのが、
なんとも大胆だなぁと感じてしまいます。

もちろん、確率論の考え方で、どちらの選択肢を取るべきかという傾向は出るでしょうから
有効な判断材料になるのは理解できるのですが、
数字で表現されてしまうと、「人間のやることってもっと揺らぎがあるものなんじゃない?」と
ついつい反発したくなっちゃいます。

ゲーム理論に限らず、どうも、人間社会を数式と数字で表現してしまうことに抵抗があるようです。
フィールドワークの結果得られたデータを数値で表現することには抵抗感がないのに
なんで、経済学の理論で出てきた数値には、こんなに拒否反応を持ってしまうのか
この文章を書いている今現在、自分でも良く分かっていません。

経済学に苦手意識を覚えてしまう人の分析を、どなたかお願いします!




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