『傷だらけ日本経済につけるクスリ』
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- 2020/01/02(Thu) -
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堀江貴文 『傷だらけ日本経済につけるクスリ』(アートデイズ)、読了。
まえがきもなしに、いきなり食糧自給率の話から始まるので唐突感を覚え、 しかも語り口調がそのまま文章に落とされているの読みづらいと感じましたが、 短めの文量の1章ごとにテーマが変わっていくので、 「あぁ、ホリエモンチャンネルを文字おこししたようなものか」と思い当たれば、 その後は、それほど苦にせず読めました。 さすがに国政選挙に打って出ただけあって、 一通りの社会問題に関して勉強していると感じられ、 特に、「なぜ現在そんな状態になってしまっているのか」という歴史を押さえているので 「なぜ簡単に変えられないのか」という点で説得力があります。 本作でも、コンビニの銀行ATMは、銀行機能自体よりも コンビニの日々の稼ぎの現金を安全に保管する場所としてATMの中を活用しているとか、 競馬や競輪がある地域は、原則的に戦争で空襲に遭った地域の復興策だったとか、 「へ~、なるほどなぁ」という視点がいろいろ得られました。 ただ、「たぶんそうなんだけど」的な逃げを打つので、 そこは編集さん、ちゃんと裏取ってよ~、と思ってしまいました。 まぁ、「語り下ろし、そのまんまホリエモン」というのが売りなんでしょうけれど。 ついでに言うと、やっぱり口語と文章は違うので、 もうちょっと読みやすいように語尾をきれいにしてほしかったです。 それでホリエモンの情報発信の価値が落ちることはないと思いますから。 最近、ホリエモンチャンネルを良く見ているのですが、 とあるビジネスが上手くいってたり、上手くいかなくなったりという原因の構造的な部分を 解説してくれたり、政治的な利権構造の解説をしてくれたり、 社会の仕組みを知ることができるので、勉強になります。 本作は、わざわざ本で読む話ではないようなレベルかもしれませんが、 こういう話を動画でもっと学びたいと思うような内容です。 ![]()
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