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『国を思うて何が悪い』
- 2019/11/10(Sun) -
阿川弘之 『国を思うて何が悪い』(光文社文庫)、読了。

阿川センセの愛国エッセイです。
右翼なのではなく、保守本流の人というのが私の著者イメージですが
本作もそんな感じで受け止めました。

純粋に日本の社会に対する思いを述べた文章もありますが、
それよりも、文壇の裏話を引き合いに出した話が面白かったです。
東大紛争における三島由紀夫との会話とか、
有吉佐和子が中国に行ってどれだけ感化されたかとか。

日本ペンクラブのイデオロギー性とかについても笑いを交えながら批判してますが、
私も、なんでこんなに政治的声明を出すのかしら?と疑問を持つことが。
所属の作家さんの中には様々な意見があると思うのですが、
それらに蓋をするようにクラブで声明を出すのって、
組織内で異論とかでないんですかね?

そして、「中央線沿線には私小説家ばかり、小田急沿線には左翼ぞろい」とあり、
最近、上念司氏が「世田谷自然左翼」と呼んでるのが思い起こされます。

著者はそういうことに対して声を上げて異を唱えているわけですが、
こういう短いエッセイではなく、もっと深掘りしたものを読んでみたいです。




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