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『不正会計の真実』
- 2019/09/10(Tue) -
清水昭男、小川集 『不正会計の真実』(パンローリング・ライブラリ)、読了。

ドカ買いしてきた中の一冊。
不正会計の事例をいろいろ紹介しているのかな?と思いきや、
エンロン社の不正会計に関わっていたアーサー・アンダーセン社が
なぜ、そのような事態に陥ったのかを解説した本でした。
しかもマンガ(笑)。

主人公は、AA社内で監査を担当している一従業員。
エンロン担当ではなく、あくまで一般従業員なので、
エンロン事件により職を失った被害者的な立場で登場します。

不正会計をどうやって行ってきたのかという技術的、組織的企みの部分に興味があったので
AA社の従業員の悩みについては、あんまり共感できませんでした。

具体的な不正会計の内幕よりも、なぜ、米国最大の監査法人だたAA社が
そのような不正に加担しなければならなかったのかという監査法人業界の
大きな流れについて説明がされており、そこは分かりやすかったです。
監査法人といえども民間企業なので、売上をあげ、利益を出していくことが
求められてしまったということですね。

監査対象の企業から報酬をもらうという構造になっている以上、
監査法人の中立性・公平性というものを保つのはむつかしいような気がします。
徹底的にそれらを求めるなら、税金の形で各企業から監査業務税を納税させ、
それを原資に国家が監査法人を雇って、各企業の監査に当たらせるしかないように思います。

そういう気づきが得られた点では、面白い本でした。
ただ、マンガにする積極的な効果はなかったように思います。
逆に、情報量が少なくなりすぎた感があります。




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