『徳川家の経営戦略』
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- 2019/08/26(Mon) -
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武光誠 『徳川家の経営戦略』(中経文庫)、読了。
先日の家康の幕府経営論が面白かったので、その流れで読んでみました。 正直、先日の作品の方が面白かったな(苦笑)。 前半は、家康が徳川幕府を開くまでの戦国武将としての知恵の使い方を紹介していますが、 正直そこは、「経営戦略」というほどの組織論ではなかったように思いました。 後半の幕府経営の話の方が、組織運営のノウハウとして興味深く読めましたが、 「経営戦略」という軸でしっかり書き込まれているかというとそれほどでもなく、 普通の歴史解説本と大差ないように思えました。 もうちょっと意識を配って欲しかったなというところです。 例えば読者予定層をサラリーマン社長に据えてみるとか。 あと、8代将軍吉宗の時代で突然終わってしまうのも残念。 むしろ、後半の、将軍の威光が落ちてきた時代の方が、 サラリーマン経営者たちは、幕府経営の難しさから学べることが多いように思うのですが。 ![]()
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